純粋さ複雑さ

聴きたい音楽を聴いてても
読みたい本を読んでても
行きたいところに行ってても
気づけばすぐに考えてる
仕事のこと
生活のこと
これからのこと
やりたいことがあったって
やんなきゃで固められてる
そんな世界に僕がいる
みんなが好きなことをやってる
みんながたくさん笑ってる
みんなが前に進んでる
俺は布団に埋もれてる
四角い画面に囚われてる
こういう枠を超えたい
超えることに憧れる
心はいつでも叫んでる
でもそんな叫びも邪魔される
いろんなノイズで邪魔される
クリアに聴きたい
純粋な叫び
隠さず放ちたい
全ての俺を

やったほうがいいに決まってる
やらなかったら
大変なことになる
お金はちゃんと稼ぎなさい
人のために動けば
自分のためになる
きっとどれも正解なんだ
だけどもう何だかわからないんだ
そんなふうに
やらなきゃいけないことみたいになって
やっぱり苦しいんだ
やらなきゃいけないことを
ちゃんとやっていた前の自分が
もうはるか昔のことのように思えてくる
逃げる勇気も持てず
投げ出す度胸もない
立ち向かうことを諦めて
距離を置くことに怖がってる

弱っちいよ
なんでみんな
そうやって生きていけるんだ
みんなはちゃんと適合してるのに
僕はどこからズレたんだ
どうしたら
どうすればよかったんだ

自分の枠を超えたい
でも越えなくてもいいと
自分の心に伝えたい
何が起きても大丈夫だと
どんなことがあっても
俺が俺を信じてあげたい
ただ純粋な俺を
受け止めて
愛したい