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【死語現禁】199.発展家(はってんか)

(日:発展+家)普通以上に手広く活躍する人。特に酒色の面でいう。(広辞苑第七版)

<用法>
浩は夜な夜な女の子を連れて酒を飲みに行くので、発展家と噂されていた。
「私は、お姉さまのような発展家じゃないから、お見合いで似合いの人を探すわ」

<解説・思い出>
上記の広辞苑の意味とは違い、僕が見聞した頃は、
「恋愛に積極的な女性」
といった意味で使われていた記憶があります。

自由恋愛が一般的ではなかった時代に、周囲の目を気にしないで自らの意志で男性と付き合うような女性を指すような言葉だった気がします。

そこから恋愛に積極的な女性全般を指すようになったと、僕は考えています。

「発展」は人には使わない言葉なので、知らない人が見聞すると妙な言葉だと思います。

自由恋愛が当たり前になった現在、まず聞くことはありません。
妙な言葉なので、復活の可能性も低いのではないでしょうか?

なおこの言葉は、noteで大人気の『老婆の日常茶飯事』様の下記記事で久しぶりに見ましたので、取り上げさせて頂きました。

ありがとうございました。


死語ランク:☆☆☆
☆☆☆・・・聞いた人がほぼ知らず、言った人を「異星人」と思うレベル

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