【死語現禁】121.デカダン
(仏:décadent)1.デカダンスの文人。2.虚無的・頽廃的な態度で生活する人。また、そのようなさま。(広辞苑第六版)
<用法>
時祐はそのカフェのデカダンな雰囲気を好んだ。
いけないと分かっていても、奈美恵は彼のデカダンな生き方に惹かれるのだ。
<解説・思い出>
海外の世紀末的な芸術が、日本で流行った頃によく使われた言葉です。
デカダンス(仏:décadence)は、「(頽廃・堕落の意)1.19世紀末のフランスを中心に現れた文芸の一傾向。虚無的・耽美(たんび)的で、病的なものを好む。ボードレールを先駆とし、ヴェルレーヌ・ランボー、イギリスのスウィンバーン・ワイルドなどに代表される。2.一般に、虚無的・頽廃的な芸術傾向や生活態度。」(広辞苑第六版)という意味で、大きな芸術ムーブメントだったようです。
今では日常生活では、滅多に聞くことのない言葉です。
僕は「頽廃(たいはい)」の「頽」をずっと「類」と勘違いしていて、この言葉が「退廃」と同じような意味だとは、全く思っていませんでした。
死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル
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