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【死語現禁】98.ごろつき

(日:ごろ+つき) (「破落戸」と書くのは当て字)一定の住所も職業もなく、あちこちうろついて、おどしなどを働くならずもの。

<用法>
「あそこの息子は、家を飛び出してごろつきになったらしいわよ」

<解説・思い出>
悪事を働く人に対して、一昔前の人が言っていた言葉です。
その人が住所不定無職で無くても、「悪い人」というイメージで使っていました。

推理ドラマなどでは、娘と結婚を申し出る男に対して
「お前のようなごろつきに娘をやれるか!」
などと言われていました。

広辞苑第六版によると「ごろ」という言葉には、「喧嘩の意の隠語」という意味もあるようなので、古くからある言葉かもしれません。

口語ではなかなか聞けない言葉になりました。
文語でも使われることは少なくなって行きそうです。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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