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実際に試した恋愛心理学とその結果

 前回は「見た目と内面」について書きました。重苦しい内容だったと思います・・・。

 最近は内容的に重めな記事が続いてしまったので一息つく意味で恋愛心理学について書こうと思います。よく聞くようなものは大体試していると思うので、その結果と感想を書いていきます。いつも通りあくまで私の主観であり、評価は1~5の5段階評価とします。効果はありそうなものから、嘘っぽいのまであるので気軽に見て頂ければと思います。

初頭効果

 初頭効果とは第一印象がその人のイメージとなってしまうことです。前回の記事で散々書いてきたので第一印象の重要性は今回省略します。

 個人的評価は「5」かなり効果的です。最初のイメージが良い方が当然良い結果になることが多いです。私のように第一印象最悪からのし上がっていくのはあくまで邪道です。

スリーセット効果

 第一印象は3回会うまでで固定されるという効果です。つまり3回会うまで良い印象を与え続ければその後はずっと良い印象です。逆に言えば第一印象が悪くても3回会うまでに良い印象に変えることが出来れば逆転可能ということですね。
 
 個人的評価は「1」実感がありません。そもそも3回会う時点で良い評価を頂いている場合が多いんじゃないでしょうか。また1対1でなくても何度か会う人は10回目くらいで良い所を見つけることだってありますよね。個人的にはあまり効果が無いと思います。

単純接触効果

 会えば会うだけその人が好きになる効果です。会うと言うより視界に入るだけでも効果はあるそうです。
 
 個人的評価は「5」これは本当だと確信しています。何度も目が合う人はそれだけで好きになる経験は私にもあります。ただ厳密には「会えば会うだけ今持っている感情が強化される」だと思います。と言うのも私の場合は1ミリでも好きな人なら会えば会うだけ好きになりますが、逆に1ミリでも嫌いな人は会えば会うだけ嫌いになります。

ウィンザー効果

 第三者からの情報を信じる効果。例えば私から「俺すごいんだぜ」って伝えるよりも、私の友人から「あいつすごいんだぜ」って伝えてもらった方が伝わりやすいです。
 
 個人的評価は「3」私自身はやってみて効果は感じなかったです。どちらかと言えば相手がすでにそう思っている時に、その思いを強化してくれるようなものだと思います。ただ私の友達から告白された女友達に相談受けた時は、素直に友達を褒めていたら結果的に二人は付き合いました。もしかするとこれの効果かもしれません。

認知的不協和

 助けた相手を好きになる効果です。人間は助けられた人ではなく助けた人を好きになるそうです。「何とも思ってない人を助けるわけがない」→「私はあの人を好きだから助けた」と脳内で変換されるそうです。
 
 個人的評価は「4」効果はあると思います。私も嫁に何度も小さな仕事を依頼して助けて貰っていましたので。ただこれはどちらかと言えば俗にいう既成事実を作るに近いと思います。助けるをセックスと置き換えます。「何とも思ってない人とセックスするわけがない」→「私はあの人を好きだからセックスした」となります。個人的にこれは効果バツグンであり嫁以外の恋人はほぼ全てこの手法で付き合い始めています。ただ行為ができるくらいに親密になっているから付き合えたと言えばそれまでですが。

返報性の原理

 好意を示すと相手も返したくなる原理です。人間は自分を好きな人を好きになるそうです。

 個人的評価は「5」嫁に多用しました。初対面でいきなり告白して以来、軽い感じで何度も告白していました。多分合計すれば大小合わせて100回くらいはしたんじゃないかな。はじめは「はいはい」くらいでしたが、段々と反応が変わっていきました。私の場合は極端ですが、好意が微妙に伝わる程度のそぶりは積極的に行って良いと思います

ミラーリング

 相手の真似をすると親密度が増すそうです。相手が自分の顔を触ったら自分も触ったり、同じLINEのスタンプを使ったり、笑ったら笑ったりといった感じです。
 
 個人的評価は「2」効果が薄いばかりか、有名すぎてバレやすくリスキーです。程度にもよるのでしょうが、私の場合は速攻でばれました・・・。どちらかと言えば親密度が高いから無意識に真似をしていることが多いです。仲が良いカップルの仕草や飲み物を飲むタイミングが同じだったりするのはそういうことかなと思っています。

吊り橋効果

 つり橋のような恐怖や興奮で心拍数が上がることを、恋愛における心拍数の上昇と勘違いする効果です。これもめちゃめちゃ有名ですね。

 個人的評価は「1」有名ですが、効果を実感したことは無いです。そもそも今の時代で吊り橋のような心拍数が上がるような恐怖や興奮ってデート中に発生しますかね。ホラー映画やジェットコースターくらいじゃないですか。ホラー映画はファンとして一人で見たいし、ジェットコースターは乗りすぎて車のが速くね?とか思ってしまいます。ちなみにスポーツは嫌いです。

シンクロニシティ

 乃木坂ですね。シンクロニシティとは偶然が重なると運命に変わることです。連絡しようとスマホみた瞬間に相手から連絡が来たなどの偶然が重なれば運命を感じてしまうという現象ですね。恋愛においては偶然風の演出をすることです。相手から連絡が来たら、俺も今連絡しようとしてたとか言って演出するのです。身も蓋も無いですね・・・。
 
 個人的評価は「2」自分発信の偶然は重ねれば運命ではなく嘘だとばれます。かと言って本当に偶然が重なることは稀です。使いどころが難しいです。

パーソナルスペース

 物理的な距離を縮めると心の距離も縮む現象。パーソナルスペースとは自分と他人との間に存在する物理的な空間です。親密度が高い程スペースは狭く、低いと広いです。一般的には手を伸ばしても届かない範囲が他人と接する距離です。親密度が高くなるにつれて手が届く範囲~体が接触する範囲までスペースが縮まります。恋愛においてはこれを逆手に取り親密度が上がる前に物理的に近づくことで、親密度が高いと錯覚させる行為です。

 個人的評価「4」時と場合によります。単純に話しているときに詰め寄っても何も効果が無いどころか引かれてしまいます。恋愛マニュアルみたいなのによく書いてある食事シーン等で向かい合って座るよりも、カウンターで横並びに座るというのはこの効果を利用しています。横並びのため必然的に距離は縮まります。そして横並びの方が話が盛り上がったり深くなりがちだと感じます。余談ですがエヴァ全盛期の頃、想い人のパーソナルスペースに侵入しようとした際に「ATフィールドは心の壁!」と弾かれた時があります。

ジョハリの窓

 ジョハリの窓とは人間には4つの面があるという概念です。4つの面とは誰もが知っている面、誰も知らない面、自分は知っているけど他人は知らない面、自分は知らないけど他人は知っている面の事です。このうち人間は「自分は知らないけど他人は知っている面」を褒められる事が一番うれしいそうです。簡単に言えば、「本人が気づいていない良い所を褒める」ということです。

 個人的評価「5」ただ単純に難しいです。本人は気が付いていないという事は、まだ誰にも指摘されていないということです。それを探すことが本当に難しいです。ただ見つけられた時の効果は高いと思います。

ゲインロス効果

 ゲインロス効果と聞くと何それ?となりますが「ギャップ」のことです。
 個人的評価「5」もはや有名すぎて誰もが知っていますね。有名すぎるので省略します。ただ意外と分かっていない人が多いですが、ギャップとはプラスに働くばかりではなく、マイナスにも働きます。ヤンキーが猫を助けることはマイナスからプラスへの動きであり効果的です。ただこれがプラスからマイナスになった時はよりマイナスへ働いてしまいます。そこだけ注意しましょう。

ダブルバインド

 ダブルバインドとは選択肢を与える事で答えてもらいやすくする効果です。「来週の日曜日デートしよう」だと選択肢は行くか、行かないかの2択です。「来週の土曜日か日曜日デートしよう」だと不思議と選択肢は土曜日か日曜日の2択になります。

 個人的評価「4」有効です。これは汎用性が高く、デート場所や食事のジャンルなど幅広いことに使えます。例えば自分が和食を苦手だとして「夕食は何が食べたい?」だとリスキーな質問になります。「中華かイタリアンどっちが食べたい?」だと自分に都合よく、かつ相手も答えやすい質問になります。これの応用です。ただ使用しすぎると「どっちも行かない」と言われてしまいます・・・。

フットインザドア

 小さな頼み事から大きな頼み事をしていくことで相手が答えてくれる場合が多いこと。「初デートに泊りで旅行に行こう」よりも「初デートでカフェに行こう」の方が確実にハードルが低いですよね。そこでカフェ→イタリアン料理→テーマパークとデートを段階的に重ねていけば泊りの旅行までたどり着けます。

 個人的評価「5」これは確実に事実ではあるけど当たり前だろって感想が大きいですね・・・。

ランチョンテクニック

 雰囲気の良い空間でおいしい食事をしながらの要求は受け入れて貰いやすくなる心理です。政治家なんかも会合等で使っているテクニックですね。
 
個人的評価「5」これも使えます。初デート等の勝負どころでは食事だけは手を抜いては駄目です。そしてこのタイミングで次の約束をしてしまうのです。心理学的には「雰囲気の良い空間」と「おいしい食事」のどちらかが欠けても駄目みたいです。味は最強においしいのに店内が汚い定食屋さんとかは駄目ですね。

ピークエンドの法則

 簡単に言えば終わりよければ全て良しってやつです。デートの最後がうまくいけば、そのデートは良い思い出として残り、たとえ一日最高のデートができても最後に失敗すればデートは良い思い出とはなりません。
 
 個人的評価「4」私の場合は成功体験というよりも失敗の方が多いですね。最後に失敗して駄目になるパターンです。そして思い返すのもやはり失敗した方を思い返してしまいます。そういう意味では効果はあると思います。

ロミオとジュリエット効果

 原作を知っている方には想像できると思いますが、障害があるほど恋は燃え上がるというやつです。少女漫画や恋愛映画などは基本的にこれの連続ですね。

 個人的評価「4」確かにあると思います。私自身もお互いの両親に交際を反対されていた時は燃え上がりましたね。ただ一方で燃え尽きるのも早いです。障害が強ければ強いほど、それに負けた時は一瞬で冷めます・・・。

終わりに

 いかがだったでしょうか。久々に軽い感じで書けたので私としては満足です。またあくまで心理学ということで万能ではありませんし、誰にでも使えるものでもありません。心理テストみたいな感覚でいるほうが気楽ですね。
 
 今後もこのような本当の意味でコラムのようなものも書いていきたいと思っているので、これからもよろしくお願いします。


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