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宿泊学習

進級してからあっという間に1か月過ぎました。
5月は娘の学校では宿泊学習があります。

これには行けるといいなぁ。復学を考えれば絶好の機会です。
まぁ、行かなくたっていいとは思っています。(ほんとだよ!)
でも行けるなら行こう!

娘は行く方向で準備しており、その前に何回か登校したいと言っています。
先生はお困りの様子です。
何しろ宿泊学習もコロナ対応なので少人数で分散、各棟に1名の先生しかおらず、万が一娘が動けなくなってしまったら、ほかの生徒に多大な影響がでてしまいます。
なんなら来ないと確定していた方が色々といいのだろうけれど
申し訳ないけれど、不確定要素をぶっこんでいきます。
おそらく、先生が心配しているようなことは起こらないだろうと私は思っているのです。
起こったら速攻で迎えに行きますとも。(えーん)
きっと行ったら行ったで、楽しんでくると信じています。

ちなみにバスの座席表ができたのですが、お隣がもう一人の不登校児でした。男子です。後ろは仲良しのiちゃんと3人部屋のもう一人。
おっと、娘のモチベがだだ下がりです。
でもじゃぁどうしろと?ですよね。
まったく不登校児は手間がかかるぜ。

もう一人のお母さんとお話しできたらいいのだけど!
娘に「家で何してるの?」って聞けば?と言ったら嫌な顔をされました。

◇◇◇

感情の起伏などで、宿泊学習のモチベーションもコロコロと変化しています。
準備の話をしていたかと思えば、「行きたくないなぁ」と言ってみたり。
ちょっと前は、「不登校で修学旅行とか行きたくないって人がいるけど、私は行きたい!」と言っていたのに。

しかし、行きたくないという娘の言葉に過剰に反応してはいけません。
ちょいちょいやらかしてしまってますが、そうなんだ。くらいにとどめねばなりません。
しばらくすると、行ったらこうするとか、バスの中でどうするだとか、割と前向きな話をしだしたり、こちらとしてはわけがわかりませんが、娘は娘で色々と考えているのでしょう。

私が先回りしたらダメですよね。
でもちょいちょいやらかしてます。
行きたくないと言われるのがショックなんです。
行かなくたっていいのに、私はやっぱり行って欲しいんだなぁ。

課題の分離はどうした!?

先生がきらい!とか言われるのもショックなのです。
好き嫌いがわかるほど会ってないじゃん!と言いたくなります。
いや3回に1回は言ってしまっています。
だって私は嫌いじゃないもん。
私だってそれほど会ってないから知らないけど。

でも娘が嫌だという気持ちを否定してはいけませんよね。
そうなんだ。と言ってあげねばなりません。
・・・

3回に2回は言ってるし!

常々、だれにもいいところと悪いところがあって、そのいいところとお付き合いしていこうねと話しています。
嫌いなところも好きなところもあるでしょう。

まったく!娘ときたら0か100なんですよね。
こどもか!(こどもです)
100のうち5きらいだと、はい、もうこの人キラーイ。となってしまいます。
こどもか!(こどもです)

◇◇◇

結局前日まで一度も登校出来ず、準備もやるやると言って
なかなか進みません。

持っていくはずだったバッグに不具合が生じたので、急遽前日に買いに行くことになりました。
この日、宿泊学習前の最後の集会があり、これに出席する予定だったのですが、結局登校できず。

娘「まま、今日行けなくてごめんね。がっかりしたよね。」
母「そんなことないよ!」(にこにこ)
「これでバッグ買ったのに結局行けなかったらがっかりするかもだけど」
(性格悪っ)

私が改心するまで娘は不登校なのかもしれません。

でもまぁ、ちょっとゴリゴリしながらも、前日のお買い物を楽しみ、ドライブを楽しみ、たくさんお話することが出来ました。

意地悪な母親は、ちょっとしたプレッシャーを与えながらも、宿泊学習に行けても行けなくても、今後学校に戻らなくちゃいけないということはないと思っていると話をしました。
娘は今回の宿泊学習に参加することによって、流れが変わることを期待しています。もちろん私もです。
それはそれですごくいいのですが、もう、今となっては幸か不幸か出席日数を気にしても仕方がなくなったため、それがダメでもいいんじゃないの?
と思うのです。

みんなこうやって諦め、受け入れて別の道を探していくのかなあ。
その先に経験者が言う
「大丈夫、なんとかなるって!」とか「なにかしらの道」というものがあるのでしょうか。
私たちはそちらに向かっているのでしょうか?

◇◇◇

当日の朝は集合場所まで車で送ります。
車に乗り込んだところで、急に緊張して不安定になる娘。
到着して車にいる間に、深呼吸。
意を決して娘は大きな荷物を抱え、「行ってきます」と、みんなが集まるバスの方へ旅立って行きました。



きっと、大丈夫!



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