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“新髙”と書いて“にいたか” とにかく大玉の梨

今年の我が家の“梨祭り”は展開が早い!
毎年、実家の母が次々と送ってくれるのですが、いつもはそろそろ食べ終わるかな、というタイミングで次が届くのに、今年はまだ半分くらい残っているところで、新しい箱が届くようなスピードで、祭りというよりも洪水でした。

実家のある岐阜県大垣市。
特に梨の名産地というわけではないのですが、近所にずーっと以前、私の子供の頃じゃなくて、母が子供の頃にもすでにあった梨農園さん。
梨畑が広がっていて、季節になると産直の販売所があちこちに出来て、賑わいがあります。
贈答用の箱入り、1個ずつ薄紙で包まれているもの。家庭用のものはとてもカジュアルで、バケツに山盛りなんてものあったりして、買いに行くと、その場でさらに2、3個ポンポンとおまけしてくれたりと、楽しい思い出です。

「幸水」が来て「豊水」が届き、「あきづき」を食べていたら、昨夜「新髙」がやってきました。

「新髙」とかいて、しんこうではなく、にいたか。にいだかでもなくて、にいたか。
「新」と名前についているけれど、他の3種類よりも歴史は古いようです。

幸水 1959年ごろ
豊水 1972年ごろ
あきづき 2001年
新髙 1927年ごろ

とのこと。

あきづきは親の組み合わせが「新髙×豊水」×「幸水」なんだそうで、そう言われてみたら、あきづきの柔らかさ甘さ果汁たっぷりで大きさもしっかり、なんていう「いいとこどり」な感じは正にっていう気がしなくもないですね。

いつも同じサイズの段ボール箱に入って届くのですが、幸水、豊水が20玉で、あきづきは18玉。しかし新髙は13玉でした。
1個がホントにでっかいんだね。

この包んである紙も、いつもは裏側でくるりと結んであるのですが、端っこが届かないほど梨が大きくてテープで留められていました。

今日はちょうど事務所に行く予定があって、いつもの仕事仲間とも会えるスケジュールだったので、お裾分けを持って行ったのだけど、重い!

これ食べて、と渡す時もお互いに「でかい!おもい!」と笑っちゃうくらいのサイズ感。
美味しく食べてもらえたらいいなぁ。

母に話を聞いたら、今年の大垣、梨にとっては
「いま、雨が降るといいなぁ」
「お天気が続くといいなぁ」という、生育にとってベストなタイミングの好天に恵れたんだそう。
おかげでどんどん成長が進み、例年よりもペースの早い出荷になったんだそうです。

まだ実家暮らしをしていたころ。
長雨や大雨になると、川沿いの梨農園が水に浸かるなど、被害もあって心配でした。

今年はそんな不安はなく、どれも無事に収穫されてたくさんの人ももとに届いたんだなぁ。
その恩恵に預かっていられる、幸せ。
ありがたいです。

冷蔵庫は再び、1.5段ほど梨に占領されている我が家。まったなし!

明日からももりもりと故郷の味を楽しみます。

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