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友達のために焼くチーズケーキ

このところずっと、朝昼晩の食事も、あれやこれやのおやつ的なものも、自分と夫のためだけに作ってきました。

外出もしていなかったし、誰かが訪ねてくることもなかったから、食事もおやつも家族の分だけ。2人分になるのは当然でした。

先月、ようやくお茶のお稽古に復帰して、家族以外の人と一緒に「お菓子を食べてお茶をいただく」という機会がありました。
3ヶ月ぶりの稽古。
久しぶりに会う仲間、そして先生。
何かお菓子を焼いていこうかな、と一瞬おもったのですが、いやいやいやいや、この時期に「素人が自宅で作ったもの」を食べるという気にはならないよね、あり得ないなと断念したんです。

以前、社中の茶会の薄茶の席でのお菓子を自作させていただき、皆様に召し上がって頂けたこと、それがどんなに貴重な経験だったか。
有り難い環境だったかを、今更ながら深く感じてしまいます。

それで、ずっと自粛をしてきていたのだけれど、ようやく少し気持ちに余裕が生まれて、知らない人が行き交う街中に出て行くよりは、お家で会おうとなり、我が家に約4ヶ月半ぶりの来客予定が立ちました。

それで、このSTAY HOME期間中に、たくさん見てもらえたnoteの【私のバスク風チーズケーキ】のレシピでチーズケーキを焼きました。


ああ、これ焼くのも久しぶりだけど、何より、家族以外の誰か、会いに来てくれる友達のために焼くのはとっても久しぶり。
なんだかとても嬉しいのです。

手洗い、うがい、消毒、マスク、ソーシャルディスタンス、換気、、、
これまでの「家に招きつつ、招かれつつ」の関係とはちょっと違ったことにも気を配りながらとはなりますが、それでも気のおけない友人と時間を共に過ごすことが出来て良かった。

ランチして、それぞれ近況報告をして、猫とも遊んで、チーズケーキも「美味しい」と言ってもらえて良かった!

記事のタイトルに“バスク風”と入れなかったのは、ちょっと焼きすぎて「とろり」具合に納得がいかなかったから。ダメだ。

これ、同じ分量で12センチ型で焼きたい!
話が変わってますけどね。

全然油断はならないけれど、少しずつ、これまでの楽しみも取り戻していけたらいい。
やり方を変えれば、すべてを失うなんてことにはならないはず。

私、料理は作るのも食べるのも好きだけど、1番好きなのは「誰かに食べてもらうこと」なのだということをあらためて思った次第です。



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