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【東洋のハーブ】どくだみのティンクチャー【チンキ】

昨年、友人が作っているのを見て、とても興味が湧いたものの、すでに時期的には遅いのかな?とチャレンジ出来なかった「どくだみのティンクチャー」を作りました。

「ティンクチャー」とは「ハーブをアルコールに漬けて、有効成分を抽出したもの」のこと。
出来上がったものは、飲用したり、化粧水にしたり、虫除けスプレーや消臭スプレーなどにも使えるもので、日本では「チンキ」と呼ばれたりもするものです。

アルコールに漬ける、、、というと、梅酒をはじめとした果実酒がポピュラーですよね?
我が家も梅酒は漬けているし、無花果やプルーンを漬けることもあります。
ちなみに無花果酒はほんのりピンクになる色味も香りもすごく好き!オススメです!

いやいや、それで果実酒じゃなくて、ティンクチャー、チンキです。
ハーブを使って、というのは初めて。

まずは「どくだみ」を採取しました。

白い花(※)とハート型の葉っぱが可愛いけれど…
名前のインパンクとか、独特の匂いとか、暗くて湿ったところによく生えてる咲いてるところとか、いまいちパッと華やかさがなく、多分人気のない植物。
実際、私も子供の頃、なんとなく怖いイメージを持っていました。
でも、このどくだみ。とても有効成分が多いそうで「十薬(じゅうやく)」という名も持ち、「東洋のハーブ」とも呼ばれるんだそうです。

わさっといただいてきたどくだみ。
花も葉っぱも茎も根っこも全部まるごと、薬効成分が含まれていて、どこでも使えるそうなのですが、今回は瓶も小さいので、パチパチとハサミでカットして、使いたい部分を選びます。
そして、ボウルに張った水につけて優しく洗う…

枝のまま洗って、水気を切ってから逆さに吊って乾かす方法もあるようですが、今回、私が一番期待している「どくだみの抗菌作用」については、揮発性が高い成分だそう。
乾燥させると効果がなくなるようなので、キッチンペーパーで押さえて水気を切って使います。

煮沸消毒した瓶に、葉っぱや花を八分目くらいまで入れたら、アルコールを注ぎます。
アルコール度は35%以上あるものがいいということ。
ホワイトリカーや、ウォッカなど。
ただし、アルコール度数が高すぎても、うまく抽出出来ない…という話も聞きました。
そんな時は精製水を混ぜて、アルコール度数を下げればいいんですってー。なるほど。

今回は、こちら!

実は…
「ティンクチャーのために、ティンクチャーのために…」と思って買ったのに、ウォッカじゃなくてジンを選んできてしまった。何故?

あれ?これ大丈夫なの?
と心配になったのですが、『ティンクチャー 作り方 アルコール』な感じで検索したら、ジンでもOK!というか、作っている方もいらっしゃって一安心。

そういう訳で今回は、というか、初めてですが、“ビーフィーター”というジンで作ります。

どくだみがしっかりとアルコールに浸かるように、一番上は大きめな葉っぱで蓋をするようにしました。
このまま、しっかりと蓋をして冷暗所で1ヶ月〜3ヶ月。
そのあとに、入れたどくだみを取り出して(濾して)出来上がり!

あ、まだ蓋してないけど。
このままキッチンの引き出しの一番下の段に入れて、寝かせまーす。

どくだみには、抗菌、殺菌、消炎、鎮痛、美肌などの効果があるそうです。
この時期なので、消毒スプレーみたいにも使ってみたいし、気管支が弱い&副鼻腔炎にもなりがちなので、うがい薬なんかにも使ってみたいなぁ。

どくだみのあの匂いは、ティンクチャーにすると匂いが消えるそうですよ。それどころか、ちゃんといい匂いになるらしい、、、
どんな変化になるのかそれも楽しみ!

作ってる間は、ずっとあの匂いがキッチンに絨毯したし、なんなら指先が一日中、あの匂いだったけど。。。

初チャレンジのどくだみティンクチャー、また経過報告もしまーす♪

※訂正
「白い花」と書いていましたが、この白い花びらに見える部分は「総苞(そうほう)」と呼ばれる部分で、花は真ん中でとんがっている黄色い部分に密集しているんだそうです。
全部、漬けちゃったので、またお散歩の時にでもちゃんと観察してみよー。


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