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ラブライブ!ファンである私が学園アイドルマスターに触れてみる。
「学校のアイドルものの作品でー」
「ラブライブかな?」
「メインキャラクターが9人でー」
「だいたいラブライブ かな??」
「プロデューサーが育成します」
「学園アイドルマスターだ!!!」
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というわけで、2024年5月16日にアイドルマスターシリーズの6ブランド目となる「学園アイドルマスター(学マス)」のゲームアプリがリリースされました。
2024年3月頃に初めて概要を聞いたときの私の印象は「がっつりラブライブに寄せてきたな」でした。2023年12月に開催され、アイドルマスターシリーズとラブライブシリーズの競演が話題を呼んだ異次元フェスすら、双方のファンを学園アイドルマスターに引き込むための壮大な罠だったのでは?? とさえ思えてしまします。
それはそれとして異次元フェスでアイマスに対する興味が増したのは事実ですし、以降で完全新作としてプロデューサーと足並み揃えて始められるということもあり、様子見で軽く触ってみようかな、と。あくまで様子見、様子見だから。
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ゲームのシステムやインターフェースの大枠はだいたいウマ娘。育成内容はデッキ構築型。ラブライブシリーズの看板ゲームアプリであるスクフェスがリニューアルに失敗したときから「平成の音ゲーはもう時代遅れだ。もうダメだ。ラブライブもウマ娘っぽいアイドル育成ゲーに舵を切るしかない」と冗談混じりに言っていたら、その内容がだいたいそのままアイマスで実装された感じです。ウマ娘の流行を見たら誰でも一度は考えてみたくなりますよね。
しかしラブライブの場合、この形のゲームを作ろうとするとすぐに「キャラクターを育成するお前は誰なんだ問題」の壁にぶち当たります。私がアイマスとラブライブの違いを問われたときに思い当たるのはまずプロか部活かなのですが、併せてアイマスのプロデューサーのような「ひとりのキャラクターと向き合う明確な存在」がいるかいないかもまた大きな違いのひとつです。
強いてあげれば虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を生んだ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(スクスタ)」における「あなた」がプロデューサーに近い存在でした。その存在がラブライブ界隈と相性がよかったかと言われるとこれがなかなか難しいところで。キャラクター同士のきゃっきゃうふふに干渉する「あなた」に耐えられずにスクスタをドロップした人もいたくらいです。おそらく「あなた」を理由にスクスタをドロップした人に学マスは向いていません。逆に「あなた」に対して自己投影して楽しめたタイプの人は、好みのアイドルに出会えれば学マスを楽しめる適性が高いのではないでしょうか。知らんけど。
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育成アイドル9人はレアリティや楽曲ごとに独立しており、同じアイドルでも楽曲によって育成タイプや獲得スキルや衣装が変わるので、プロデューサーは担当アイドルの新規楽曲が出るたびにガチャと向き合うことになります。
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アイドル育成後にはライブステージがあるのですが、これがなかなかよくできていて。まず最終試験の順位でステージセットが違う。加えてなんと育成レベルによってパフォーマンスのうまさまで変わるのです。声優の本気。下手な歌い方が上手い。育てれば育てるほど歌とダンスが上達していくので、「担当アイドルを育てて最高のステージで最高の歌を最高の歌声で歌っている姿がみたい」というのが、このゲームのガチャと育成モチベーションのひとつとなります。
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そしてそのライブシーンは20枚まで写真を撮ることができ……ふふ、Aqoursあたりを追っていたラブライブファンならわかるだろうか、この既視感。そう……! 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル after school ACTIVITY(アケフェス)」です! アケフェスのプロフィールカード作成です……!
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選んだスクショで生成されたメモリーは次の育成サポートに使ったり、コンテストで他のプロデューサーが育成したアイドルと戦わせるのに使ったり、名刺交換に使ったり。どのような育成補助がつくのか、どのようなスキルカードが選ばれるのかはランダムなので、究極的には、他のプロデューサーに勝つためのステータスとスキルを獲得したアイドルを育成するまで、延々とプロデュースを繰り返すゲームと言えるでしょう。
プロデュースを繰り返すと必然的にMV付きの楽曲を何度も見ることになり、繰り返し学マスの楽曲を浴びることになります。脳内が「世界一可愛い私」でいっぱいです。繰り返し撮影してシャッターを切っているうちに曲だけでなくMVの細かいところまで脳裏に焼き付いてしまいます。抜群の宣伝効果だよ。
……と、様子見のつもりがうっかりハマってしまい、今では結構な時間を学マスに費やすことに。まだSSRを引けた4人しか触れていないのですが、9人全員のTrue Liveを観るまではやってもいいかなと思えるくらい各アイドルのストーリーの出来がよく、親密度が上がるとどうなるのか気になって仕方ありません。対人を意識せず、マイペースにストーリーを進めるだけならおそらく無課金でも(True Liveまでは)いけるはず。
対プロデューサーへのアプローチだけでなく、サイドストーリー的なアイドル同士のきゃっきゃうふふもちゃんとありまして。
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このケンカするほど仲が良いようで実際のところ仲が悪い通称信号機の3人の掛け合いが好き過ぎてもう何度も再生しています。8月にあるこの3人のリアルライブは残念ながらチケットがご用意されませんでした。「世界一可愛い私」を現地でコールしたかったぜ……。でもこれでよかったのかもしれません。今の浮かれた状態でライブに行ったら人生狂う。これ以上、推しコンテンツを増やすわけには……!
スクスタの「あなた」に抵抗がなかった人で、スクフェスサービス終了に伴い時間リソースが空いた人や、リンクラの103期限定カードを所持していないとまともに戦えない104期環境に辟易している人は、ご興味とご都合あえば是非。ラブライブとかアイマスとか関係なしに、単純にゲーム体験として面白いですよ、これ。
余談
途中、いくつかラブライブのゲームを引き合いに出したのですが、リンクラ以外サービス終了してるんだよなという悲しみに襲われている。
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