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私は今さら光の戦士になった〜FF14始めました〜

タイトルの通りファイナルファンタジー(FF)14を始めましたという話です。

世の中(の一部)が「ウマ娘プリティーダービー」に加熱し、プロデューサーや提督(の一部)が競馬場から帰ってこないと言われるなかで私がどこに行っていたのかと言えば、

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エオルゼアでネコ娘になっていました。世界が美しい。

「何で今!?」とよく聞かれますが私にもよくわかりません。「そういえば序盤は無料で遊べるんだよな」と思い立ったが吉日。ダウンロードしていました。もうMassively Multiplayer Online Role-Playing Game(MMORPG)やらないでしょと思いながら購入したPCだったのでちゃんと動くのか心配でしたが大丈夫でした。スペック高ければ高いなりにより美しくなりそうだなと思いつつとりあえず違和感なく動いています。

FFをまともにプレイするのはFF9ぶりです。約20年ぶりです。MMORPGをまともにプレイするのはラグナロクオンライン(RO)ぶりです。約10年ぶりです。そんな私でも楽しめるのかしらと初めてログインしたときはドキドキしました。

めちゃくちゃ楽しいですねこれ。FFらしい重厚なメインストーリーが太く大きな幹のようにどっしり存在する中で、FFらしいジョブクエストやその他のクエストが枝葉のようにたっぷり散りばめられています。

何から手をつけるかはプレイヤー次第。私は弓術士のクエストと目の前のクエストを手当たり次第こなしながら漁師に浮気していたら、思いのほかすくすくと育ってしまい、後追いでレベルキャップのかかったメインストーリーを進めているところです。

豊富なジョブが無限の遊びを提供してくれます。戦うだけでもナイト、戦士、暗黒騎士、ガンブレイド、白魔道士、学者、占星術師、竜騎士、モンク、忍者、侍、詩人、機工士、踊り子、黒魔道士、召喚士、赤魔道士、青魔道士とよりどりみどり。材料を集めるための採掘師、園芸師、漁師に、集めた材料で作るための木工師、鍛冶師、甲冑師、彫金師、革細工師、裁縫師、錬金術師、調理師と、戦闘以外のクラスも充実しています。まだまだ増えたりするんでしょうか。すべてを極めようとしたら一体どれくらいの時間が必要なのか……!

ROあがりの私が驚いたのは、クエストで解放してしまえばボタンひとつでいつでもジョブチェンジできてしまうことと、スキルツリーが存在せず、スキル振りに悩む必要がないことです。

ROでは新しいジョブを体験したければ新しいキャラクターを作成しなければなりませんでした。また、同じジョブでも殴るか製造するかをスキルとステータスの振り方で選択しなければなりませんでした。これはこれで面白くはあるのですが、バランス調整に弱いです。スキルの仕様変更によりこれまで活躍できていた特定のステスキル振りの特定のジョブが死ぬと、それはすなわちキャラクターの死を意味します。

え? そういう時は振り直しできるでしょ? って?

産まれてきた意味が死ぬんだよ!!

ROについてはR化と呼ばれる大幅リニューアルがあり、私の愛娘たちの育成コンセプトがいくらか崩れてしまったために身を引くこととなりました。久しぶりに雑に調べたら後にRR化と呼ばれるリニューアルもあったらしいですね。

閑話休題。

FF14はキャラクターひとりであらゆるジョブを1本道で育成できるため、仕様変更による影響は少ないのではと想像します。仕様変更はすべてのプレイヤーに平等に影響し、それによってキャラクターの産まれてきた意味が死んでしまうことはほとんどなさそうです。逆に、時間さえあれば全プレイヤーがまったく同じスキル構成になるわけで、究極的には多様性が出ないことになりますが、すべてを極めるにはそれなりにやりこむ必要がありそうなので、どのジョブを好んで力を入れているかで、ある程度の多様性は担保できているように思われます。

多様性といえばキャラメイクがやばい。これだけでも無限に遊べます。種族だけでもヒューラン、エレゼン、ララフェル、ルガディン、ミコッテ、アウラ、ロスガル、ヴィエラがあり、さらに分岐して、性別を選べたり選べなかったりするので、外見の大枠は現時点で28種類です。

私のキャラクターは「ミコッテのムーンキーパーの♀」です。外見の大枠を決めたら次は身長、胸囲、肌の色、尾の形、尾の長さ、髪型、髪の色、顔のタイプ、顔の輪郭、目、瞳の大きさ、瞳の色、眉、鼻の形、口の形、唇の色、ほくろや傷刺、青刺、刺青の色、フェイスペイント、ペイントの色、声のタイプなどを決めていきます。項目は種族や性別によって若干変わります。

身長と胸囲だけでもそれぞれ100段回あるので組み合わせは10000通り。他のパラメーターと組み合わせると「ミコッテのムーンキーパーの♀」という括りの中だけでも何通りのキャラメイクができることやら。計算する気にもなりません。ROで決められるのはせいぜい髪型と髪色と固定されたジョブに依存する衣装くらいだったので、ミッドガルを歩けばそっくりさんに出会うこともままありました。一方でFF14でエオルゼアを歩いていても、自分とまったく同じ人に会える気はまったくしません。

ところで、うちの子可愛いくないですか? 突然の自画自賛。悩みに悩みながら私好みのパーツを厳選した結果なので当然といえば当然です。写真を撮るためのシステムも充実しているので好きな衣装で好きなロケーションで好きなポーズで写真を撮るだけでも存分に遊べてしまいそうです。

このように、FF14はキャラクター性能の多様性を捨て、キャラメイクと遊び方で多様性が確保できるようにゲームデザインされています。キャラクター性能の分岐が多すぎると失敗しないように調べなければならず、調べるのがめんどくさくなるとプレイに踏み切ることができません。しかしFF14ならその心配もナッシング。さらにある程度までは無料で遊べちゃう。私のように思い立ったその瞬間(ダウンロード時間は除く)にエオルゼアに降り立つことができるのです。

あなたも、もしご興味とご都合があえば試しに体験してみませんか。世界を救う光の戦士の生き様を。

余談
エオルゼアに旅立って競馬場に旅立っていないかといえばそんなこともなくウマ娘はウマ娘でやっています。さらにディスガイアRPGも並行しているのでデスクトップがとんでもないことに。あまりスペックが高くない私のPCでは全てを同時に動かすことはできませんでした。そもそもFF14とウマ娘は並行して進められないのだけれど。

頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となる。