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TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」はどう航海するのか。

アニメ第4話の話です。駄洒落大好き愛さん回です。公開するにあたってすでにタイトルを後悔しています。

以下、ゲームをプレイしてアニメを見た前提で話が進んでいくのでネタバレその他諸々含めてご承知おきください。内容はあまり濃くない様子。

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愛さんハンパないな!?

もうこれに尽きると思います。アニメ化でビジュアルがパワーアップ! ……したかどうかは個人の好みにもよりますがギャル度が増すわ増すわ。勉強ができて運動もできて明るくて人あたりもよくて。性別問わず絶対モテるヤツじゃん。隙がなさすぎて好きになっちゃうヤツじゃん。

加えて放送1週間前に宮下愛が情報処理学科であることが明らかになりました。まさかの推定リケジョ。なんとなく天王寺璃奈との接点を作るために後付けで設定してんのうじゃないかという気もしますが、こちらもたいへん私好みです。スクールアイドル同好会への入部も璃奈とセット。アバンで入部宣言してしまったため「どうやって愛を深堀するんだろう」「どうやって侑が愛を落としにかかるのだろう」あたりが気になっていました。万能な彼女が果たして悩むのかなぁ病むのかなぁ、と。

実はこの入部宣言時の彼女の「ところで、スクールアイドル同好会ってなにするの?」に彼女の課題のすべてが集約されていたように思います。勉強のように答えがあるものや、運動部の助っ人で自分に課せられた役割が明確な場合はその力を存分に発揮できる一方で、「自分ひとりで答えのないことをする」となった場合は、何をしたらいいのかよくわからなかったのです。何だかんだあってランニング中のエマとの会話を通じて、自身が「楽しいの天才」であるらしくそれを体現すればよいということをラーニングします。第2話と第3話は侑が気付いて勇気づけることで解決しましたが、今回は侑を介さないパターンでした。

例に漏れず走り出して固有結界を張って新曲を披露します。公演場所は彼女が感銘を受けた校庭ではなく高低差のない公園。どこかしら高いところから新曲を披露してきたこれまでの3人との対比に関する考察をみてなるほどなと思いました。彼女の「楽しいを誰かに届けたい」よりは「楽しいを誰かと共有したい」ことの表れではないかと。考えすぎと思わなくもないですが答えのない考察は楽しいものです。また、歌詞のつくりが小賢しくて悔しいです。よくできている……。「さぁ行こう、最高」「太陽、見たいよう、なりたいよう」と隙あらば駄洒落を組み込む作り込みよう。入りこそおとなしい曲ですがやっぱり元気になれる曲で、やっぱりダンスも激しめなので村上奈津実さん頑張ってください。早くライブで観たいよう。

愛さんがハンパなさすぎて、話の起伏としては特に嵐が吹き荒れることもない穏やかさでしたが、愛さんの魅力がたっぷり詰まったすばあらしい回でした。朝香果林以外がすでに入部と意外と早く同好会に人が集まってしまい、今後、どうやって物語を舵取りしていくのか若干気になるところです。落としどころの予想はできませんが、ここまでの丁寧な構成を見るに、きっとうまいこと落としてくれるだろうという安心感はあります。次の話も楽しみにしています。

今回は愛さんに敬意を表して随所に駄洒落を散りばめてお届けしました。投稿が盛大に遅刻したのはだいたいそのせいだい!

余談
スクスタの2ndシーズンの幕開けである20章が荒れています。荒れポイントはいくらかありそうですがクリティカルなもののひとつは「宮下愛の行動原理」でした。「彼女はそんなことをしないはずだ」と。私も思うところがないわけではないですが、起承転結の起だけをみて判断するのは早計な気がするので今は静観する立場です。承転結できれいに回収してくれればそれでいいなと。「1stシーズンを見るにきれいに回収してくれないんじゃ?」と言われればそれはそう。「この人ならきっとうまくやってくれるはず」という安心感のなさが界隈をざわつかせているひとつの要因なのだろうなと思っています。

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