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春先のベルーナ(旧メットライフ(旧西部プリンス))ドームは寒い。

2022年3月5、6日にベルーナドームにて「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <SUNNY STAGE>」が開催され、参加しました。

と言っても、本項はライブについてではなく会場についての話。

ベルーナドームと言われるとピンとこない方もいるかもしれません。埼玉西武ライオンズの本拠地です。西武ドームは2005年からネーミングライツを売却しており、定期的に名前が変わります。これまで5年間、メットライフドームとして親しまれてきましたが、2022年3月よりベルーナドームに生まれ変わりました。変わりたてほやほや。名前が変わってからの初めての興行が、本来の使用用途である野球を差し置いてこのラブライブの6thライブだったそうです。

ベルーナドームは私にとって野球よりもライブで馴染み深い場所です。2017年9月に開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR」、2018年6月に開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」、2019年6月に開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~」、2019年7月に開催された「アイドリッシュセブン 2nd LIVE“REUNION”」、2021年5月の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」、そして今回。何かとお世話になっています。

ベルーナドームの特徴は屋根こそあれど外壁がなく開放感があるところ。国内では唯一、場外ホームランができるドームと言われています。それゆえに「ドームとは名ばかりでドームじゃない」という旨の意見を観測することがありますが、ドームという言葉自体は「半球の屋根」のことを指すらしいので、ベルーナドームがドームかドームじゃないかと言われたらそこは間違いなくドームです。

しかし外壁がないのでドームと言えど他のドーム球場と勝手が違うのは確か。外の影響をモロに受けます。具体的には暑いし寒いし場所によっては雨も降り込む。2月に開催されたバンテリンドームや京セラドームのライブと3月に開催されたベルーナドームのライブのどちらが寒かったかと言われたら、それはもう疑いの余地なく3月のベルーナドームでした。

先のライブ遍歴を振り返ってもわかるように、これまで私はどちらかと言えば暑い思いをしてきました。春先のベルーナドームは今回が初めて。日時と場所が発表されたときから「寒いから覚悟すべし」という話は何度か聞いていましたが、実際に体験してみてこれほどまでとは。特に2日目。陽が落ちて気温が1桁まで下がると随分と冷え込んで。いつもなら脱いでいる上着を最後まで脱ぐことができませんでした。ほぼ外なのでそれはそう。キャストもMCの間はベンチコートを着ており、名残を惜しみながら脱いでいる場面がありました。上半身はペンライトを振って動いているのでそれなりに大丈夫ですが、平地にそのままではなく、丘陵地を掘り下げて建てられている影響か、冷たい空気が地を這うように流れてくるので、足元から冷えていきます。次に同じようなシチュエーションに遭遇することがあれば、足元の防寒対策もしっかりしたいなと思いました。ライブ後、会場の外には「よっしゃよっしゃわっしょい」の動きで暖をとる集団がいたそうです。私は終電ギリギリ。帰宅できたのは日付が変わってから。寒いし眠いしお腹すいたし。ライブの満足感と合わせて、本能的には生命の危機も感じていました。生きているって幸せ。

私が寒さに震えている一方その頃、屋根も外壁もある武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されていた「ウマ娘プリティーダービー  4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! 東京公演」では追加公演が発表されていました。

会場はベルーナドーム。時期は2022年11月。たぶん寒い。3月と11月だとどちらが寒いのでしょう。トレーナー(ウマ娘ファンの呼称)のみなさん、体調を崩さないようにお気をつけください。公式が厚めのトレーナーのトレーナーをライブグッズとして売る可能性、あると思います。ウマ娘は靴もお洒落なのでそれを模した厚めの靴下でも。

追記
そして来たる2022年11月。5、6日のウマは参加しませんでしたが、13日のブシロード15周年と20日のシンフォギアは参加しました。晴れの15℃のブシロードは終演後まで半袖に1枚羽織るだけでも問題なかった一方で雨の10℃のシンフォギアは開演前からダウンがほしかったです。使うかどうかはさておき靴下用カイロをカバンに忍ばせておくと安心感は違います。個人差ありますので(私は暑さ寒さに強いほう)ご参考程度に。

余談
これまで東京で待ち合わせてからベルーナドームに向かっていたので何の疑いもなく池袋から西武池袋線を使っていましたが、沼津から新幹線を使わず直接ベルーナドームに行く場合は、JRで小田原まで出た後に小田急、多摩モノレールを乗り継いで、上北台から向かうルートがあることを知りました。最後の工程で40分ほど歩くって書いてありますけど!? よかろう。面白いことがあればnoteのネタにもなるだろう。ものは試しにこのルートで行ってみることにしました。

上北台に降りると何かのコラボが出迎えてくれました。同じタイミングで同じルートで向かおうとしているファンもゼロではありませんでしたが、多くはありません。片手で数えられる程度でした。ここから40分ほど歩きます。途中そこそこな勾配があります。体感としては修善寺駅から虹の郷まで歩いたときの勾配より全然マシでした。

多摩湖を渡るあたりでドームのドームが見えてきました。だいたい一本道なのでここまで迷うことはありません。

迷いました。iPhoneのマップを信じていたら関係者入り口に通されました。もう少し行けば見慣れた西武球場前駅に着けるのではと進んでみるもどうやら多摩湖沿いに歩くことになりそうなので、結局、多摩湖北の信号に戻って左側から回り込むことになりました。騙されたぜ。このあたりで何人かとすれ違ったのですが、私と同じように騙されていたのか実は頑張れば駅に通じているのか定かではありません。

多摩湖北の信号に戻ったあたりで、突然名前を呼ばれまして。振り返ってみると、ロードバイクで会場に向かっている仲間でした。いつもお世話になっております。後から会おうと思っていたらこんなところで……。私も向こうもびっくりですよ。いつもと違うルートで迷子になった挙句にナチュラルエンカウントすることなんてある!? 迷子になってなければ出会えていないわけでこれはもう運命じゃない!? この出来事が面白すぎてnote的には冒険のオチがついてもう帰ってもいいとすら思いました。本題は冒険ではなく防寒の話にしたけれど。

このルート、晴れた日の行きに使うのはありですね。街灯少なめで暗くなるらしいので帰りはおとなしく池袋経由がいいのかなと思いました。

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