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「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020」がいつか開催されるその日を待ち望んで。
5周年を迎えたAqoursちゃん。0から1へ。1から10へ。今はどれくらいまできたのだろう。とにかく全力で5年間走り続けた彼女たちが、走り続けた結果として掴み取った舞台。そんな「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020」に開催中止の判断が下されました。
【重要】「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020」開催中止、及び代替企画に関するお知らせ
— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) August 21, 2020
詳細はこちらよりご確認くださいhttps://t.co/ppu0ad9r3J#lovelive #Aqours
ドライなことを言ってしまえば「まぁ……そうだよね……」というだけで、ある程度の覚悟はしていたので、この知らせそのもののダメージはそこまで大きくなかったです。つい最近話題になった「軍団山本」の件を聞いたとき、これは決して対岸の火事ではないなと思っていました。この件は結局のところ「観客を巻き込んでいなくても、著名人が配信後に感染発覚し、数人規模でもクラスターを発生させようものなら、感染対策の妥当性を含めて説明責任が問われて叩かれる」ということを世に知らしめたのです。
開催してもやめても赤字は必至。進むも地獄。止まるも地獄。何かが起これば当日公演中止になる可能性すらあり。この状況下で運営がリスクを冒して無観客有料配信であっても開催する方向で粘ってくれたのは、5年間ずっと頑張ってくれたAqoursと、5年間のどこかでファンになってくれた人たちを想ってのこと(と少しでも損失を回収するため)だと思っています。
しかし世が想定以上に敏感に、攻撃的になってしまっている今、万が一のことが起きてしまえば、Aqoursが、ファンが、コンテンツが傷ついてしまいます。「紅白出場経験のある人気作品グループの5周年記念のドームツアーでクラスター発生」は飛びつきやすく、あることないこと言ったり書いたりしたくなるようなキャッチーな話題。安全第一はもちろんですが、感染状況が劇的に変化したわけでもない中で方針変更が発表された裏には、大きくなり過ぎたスキャンダルリスクの事前回避の意味合いもそれなりにあったのではと推察します。
ところで、行われるはずだった「対策が十分で配信映えするAqoursのパフォーマンス」について、どれくらいの人がイメージできていたのでしょう。正直、私はさっぱりできていませんでした。映像とのシンクロが売りのひとつである中で、例えば感染対策に配慮した「君のこころは輝いてるかい?」はアニメーション映像とシンクロさせることができたのでしょうか。見せ場の馬跳びはやっても許されたのでしょうか。「対策が十分」の線引きが曖昧な中、楽曲によって程度の差はあれど、どうしても中途半端で不完全なパフォーマンスになる未来しか見えません。
「いやそれでもこんな大変な中でやってくれるだけで嬉しいし有り難い」というのはそれはもちろんそうなのですが、同時に、せっかくの5周年のドームツアーを不完全な形で淡々と消化してしまうことに対して、何だかもったいないなという気もしていました。
「いつになるのかわからない」「必ず約束されたものではない」というツラさはありますが、公式が仕切り直しで引き続き開催を検討してくれるというのであれば、今はぐっと我慢して、ビビりながらやらなければならない今の世界ではない新しい世界で、より完全に近い形で大いに盛り上がれるその日を楽しみにしています。
……なんてドライでいられるかよ!
ひとり、またひとりと寄せられるキャストからのコメントを読むにつれ、どんどんとウェットな気持ちになりました。とにかく全力で5年間走り続けた彼女たちに、こんな仕打ちはあんまりだ。
— 逢田梨香子 (@Rikako_Aida) August 21, 2020
ぎりぎりまで9人でリハしてたから本当に悔しい。無観客だけど絶対開催するんだっ!って思いでいたよ😭
— 諏訪ななかofficial (@suwananaka) August 21, 2020
この日程でのドームツアーは中止だけど、Aqoursでドームツアーは近い未来絶対する!!!その時にはみんなが会場に来れるようになってたらいいな…!
それまで元気に過ごそうね🐳
🍊🌸🐬♦️⚓😈💮✨🍭
私たちは諦めない!
— 小宮有紗official (@box_komiyaarisa) August 21, 2020
いつか絶対に、
みんなで叶えよう!!!!!!!!!!
😌♦️https://t.co/Ke0cExoJqa
Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020について。 ー アメブロを更新しました#斉藤朱夏https://t.co/8y3MfEBFH0
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) August 21, 2020
悔しくて悔しくて涙が止まらないけど、ここで立ち止まれない。
— 小林 愛香 (@Aikyan_) August 21, 2020
わたしたちは、だいすきなみんなと一緒にこれからも生きていくんだからっ。
また会える日まで元気でいようね😈😈
ドームツアー、中止となってしまいました...。
— 高槻かなこ (@Kanako_tktk) August 21, 2020
とても残念ですが、不安が残る中でライブをするより、いつか万全の態勢でライブがしたいです。
しかし!LOST WORLDという形で新しいライブもお魅せできるので、ピンチをチャンスに変えて楽しみたいと思います!!! https://t.co/FwnlYPO4W9
大好きなみんなと一緒みたい、みせたい夢が沢山ある!!
— 鈴木愛奈 (@aina_suzuki723) August 21, 2020
みんなで安心して心から笑いあって、最高だって言える日が来るのをずっとずっと待ってます!!
でもやっぱり、悔しい!!!!ほんとーーーーに悔しい!!!!!!
『会いたくなったら目を閉じて』
— 降幡 愛 (@furihata_ai) August 21, 2020
Aqoursはずっと
そばにいます!!!!!!!!!
キャストの何人がどれだけの涙を流したのか。それでも気丈に前向きな言葉を紡ぐ――紡がなければならない――彼女たち。「こんなに頑張って本当に開催できるのか?」という疑念が湧いたとしても、それを押し殺して全力で準備してくれていただろう彼女たち。キャストたちの気持ちをいろいろと想像すると私も泣きそうになってしまいます。とはいえ私が泣いたところで世が変わるわけではありません。彼女たちがめげずに前を向いてくれるというのであれば、私にできることもやっぱり前を向いて信じて応援し続けることなのでしょう。きっとまたAqoursに会える。FantasticなDepartureができるその日まで、私もドームツアーを諦めない。
余談
代替の無観客配信が決まっています。公演タイトルは「LOST WORLD」。ネガティブ過ぎやしないかという意見も目にしましたが、皮肉たっぷりでパンチが効いていて私は嫌いではありません。おそらく5月に中止したユニットライブの集大成である「PERFECT WORLD」との対比でしょう。今の世でAqoursが実力を発揮することの難しさのひとつは、本編でも少しばかり匂わせた「シンクロを意識した9人でのフォーメーションダンス」の難しさであると思っています。その点、十分な距離を確保してもパフォーマンスが成立する3人毎のユニットライブなら比較的やりやすそうです。一方、出演が「CYaRon」などのユニットではなくあくまで「Aqours」なので、ユニットライブではないような気もします。まったく内容が読めません。はなから無観客配信前提の構成で、一体何を見せてくれるのか。これはこれで楽しみです。「PERFECT WORLD」でサプライズでやるはずだっただろうエイプリルフールネタの「シャゼリア☆キッス☆ダダンダーン」は世界観的にもメッセージ的にも「LOST WORLD」の名に相応しく、千葉繁さんのナレーションと共にやってくれたら個人的には嬉しく思います。めっちゃバカだけどなんか元気出る。
3+3+3は、9千兆パワー!!!
頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となる。