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「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR」の構成もスゴイ!!

2023年4月22日の広島公演を皮切りに、全国6都市を回る「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR」こと通称「にじたび!」が開催中です。

という話は昨日もしました。あれこれ話したい事がある中で「ヒトツダケナンテエラベナイヨー!」と叫びたくなる衝動を抑えてひとつだけ挙げたのですが、構成の素晴らしさについても語っておきたく、本項を書くことにしました。

このイベントのスゴいところは同じ公演がひとつもないところです。そりゃ都市が違えば参加キャストの組み合わせも違うんだから当然でしょ。のんのんのん。同じ都市の3公演でもうまく演出を分けているのです。「にじたび!」は大きくトークパートとライブパートに分かれているのでそれぞれ見ていきましょう。

トークパートの前半は3公演でコーナーが異なります。1公演目は事前に募集したお便りコーナー。2公演目はご当地スイーツをかけたクイズコーナー。3公演目は誰が何と答えたか予想するアンケートコーナー。クイズコーナーではクイズを出題するのが出演していないキャストなので、誰が映像に出てくるのかという観点でも楽しむことができます。

トークパートの後半は全公演共通してレジェンドオブニジガク2です。これはキャストと観客で選ぶ選択肢によって結末が変わるゲームブックスタイルの朗読劇で、「最終公演までにソウルエッグのステータスを目標値まで上げる」というクエストを頑張っています。北海道公演ではたぶんノースシーロードを冒険していることでしょう。こちらは開催地あるあるを盛り込んだ毎公演異なる台本で展開されています。半ばこの物語の結末を見るためだけに、最終公演の配信見るよ私は。

ライブパートの前に、幕間映像に触れさせてください。こちらも公演毎に異なっていて、1、3公演目は出演していないキャストひとりがインタビューに答えます。質問自体はありきたりなものの、顔を隠して声を変えて自身や担当メンバーの名前は出さないことでクイズ形式にしているところに新しさがあります。とはいえ制服や体格でバレバレなのでただの茶番です。このバカバカしさがたいへん私好みで、円盤化する際には是非とも全員分のインタビューを収録してほしいと思っています。2公演目は全キャストに聞く「〇〇の時に聴きたいニジガク楽曲」アンケート。ペンライトを準備した状態で楽曲が聴けるのでライブの前座としても機能します。

ライブパートは全都市共通の全体曲2曲、都市別の全体曲2局、ソロ曲ひとり1曲の計7曲が披露されます。1公演目と2公演目の楽曲は同じです。違うのは衣装で、1公演目はソロ曲衣装、2公演目は都市別の全体曲衣装で歌います。3公演目はソロ曲を変えてくるので必然的にソロ曲衣装も変わります。曲のことだけ考えれば3公演目ともう1公演押さえれば全て回収することができますが、ソロ曲衣装も全体曲衣装も捨てがたい……!

このように「にじたび!」はトークもライブも6都市3公演ずつ計18公演全て異なる楽しみ方ができるようになっているのです。同じ公演に複数参加すると1公演目におおよその感動を味わってしまうため、2公演目以降はどうしても値段ほどの価値を感じられない(けど行っちゃう)ことが多い一方で、「にじたび!」に関してはその価値の目減りを最小限に抑えることに成功していると感じました。

このことに自信を持っているのか、公式からとんでもチケットが発売されていました。それが全通配信チケットです。お値段なんと58,968円。1公演3800円なので、1公演当たり524(GO!にじたび)円お得で、18公演だと9,432円もお得! じゃあないんだよ。ちょっとした家賃だよ。仲間内で購入している人がいるので需要がないわけではなさそうですが、どれくらい売れているのかは興味あります。事後に再販すればそこそこ売れるような気もするんですけどどうなんでしょう。

余談
北海道公演の都市別の全体曲は何が披露されたのでしょう。R3BIRTHの2人がいてR3BIRTHがやらかしたあの曲まだやってないよなと思いつつ最終公演の配信を楽しみにしています。

頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となり次の作品となる。