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「Aqours STAGE COSTUME BOOK」が想像以上に面白かった話〜ステージを作っているのはステージの9人だけじゃない〜

「ラブライブ!サンシャイン‼︎」関連書籍として、キャラクターでもキャストでもなく、ライブ衣装に焦点を当てた本、「Aqours STAGE COSTUME BOOK」が発売されました。

私のライブプレゼンに付き合ってくれる面々が、何かと衣装について感想コメントをくれるので、感化されてついつい手に取ってしまいました。くらいの軽い購入動機だったのに、想像の上をいく面白さで大ボリューム全127頁を一気に読み終えてしまいました。

全てではありませんが、おおよその構成は見開き左側に正面どーん! 右側にイラストと背面と細部が数点。スタイリストさんのコメントに愛と拘りがたっぷりと詰まっていて、生地ひとつとっても、色味、質感、厚さ、重ね方などなど、イラストに最大限寄せながらも、Aqoursのみなさんがステージ上でいかに動きやすく、いかに着脱しやすく、いかに映えるかが徹底的に計算されていることが伺えます。「ベビーピンクに2〜3%だけブルーを混ぜつつ作りました」とか衣装をちら見するだけでは絶対わかりませんし、キャストトークで語られることもないでしょう。細部には拘りに加えて趣味と遊び心も。

「衣装はあんまり興味ないですよ」という方もおられるかもしれませんが、むしろそんな方にこそお薦めしたい一冊。新たな扉が開きます。これまでライブや展示で何となく雑に「可愛いな」で済ませてしまっていた衣装たちも、本書を読めば全然違った見方ができるはずです。

キラキラした衣装なくしてキラキラしたライブなし。わかってはいたつもりですが、Aqoursの感動的なライブステージを作っているのはキャストの9人だけじゃないんだなと改めて感じる事もできました。衣装に限らず、照明やカメラワークに関する本も出てきてくれると嬉しいです。流石にそこまでいくと技術書のようでニッチが過ぎる(=通常販路であまり売り上げが出ない)かもしれないけれど。

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最後に、帯にもtweetにも記載されていますが、本書で解説されている衣装はだいたいアニメ1期およびそれに相当する時期のCD分までです。2期衣装、劇場版衣装、ライブオリジナル衣装についてもスタイリストさんの愛と拘りを読みたくて仕方ないので、売れに売れて第2弾、第3弾に繋がってくれることを切に願っています。

※重版決まったそうで。やったね!

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