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サマータイム8月10日


 今朝は朝の8時半から近くの耳鼻科に電話をかけ続けていた。話し中が続く。まるで、大昔にチケットぴあへコンサートの券の申し込みをしていた時のように。8時50分くらいにつながって、運よく9時枠の抗原検査の予約ができた。

 一日で使えるのが、午前20キット、午後に20キットの発熱外来を受け付けているピーチバレーの医院。そこの駐車場で検査を受ける。先生と看護師さんが、感染防止用の装備をつけて駐車場で待っていてくれた。窓を開けて鼻の奥を拭ってもらい、一旦帰宅する。40分ほど経つと、陰性の連絡があってひとまずホッとする。再度診療所へ向かう。
 ここ8年くらい味覚と嗅覚が鈍くなっているので、陰性だったら診察もお願いした。あぶら絵の溶剤や絵の具の臭いがほとんど感じられなくなっているので、あぶないなと自分でも思う。ペトロールに鼻を近づけないといけないのは、ちょっとこわい。カサブランカの花の匂いもおとなしい。これは、「加齢」というものだろうけれども、危ないのである。
 診察していただけるかと、思っていたが、急を要する症状以外は少し様子を見るか、大きな病院へ行くようにとのことだった。当分この感染ピークが治るまでは、他の診療ができないのですと詫び、先生はまた暑い外へ検査キットを持って走っていった。

 昨日、発熱したのでその日に会った人たちのことを考えると、熱が下がっても早めに確認しておきたかった。夏風邪なのか、熱中症なのか。多分、昼間長時間の車の運転と、ここ数日の屋内での水分不足で熱中症気味が続いていたような気がする。
 発熱検査をおこなっている医院が、近くにたくさんあるピーチバレー。
これが遠くまで行かなければならないとすれば、と思うとありがたし。

 行動を気をつけても、軽症者が多くても、感染がなくなったわけではない今年の夏。

©松井智惠     2022年8月10日筆

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