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2010年代ベスト映画 vol.1 「LIFE!」

自分はいつから映画が好きになったのだろう。子供の頃、親に映画館に連れて行ってもらえると分かっただけで、いつもその日は特別な日になった。

さて、自分は映画評論家ではないし、観た映画は大体面白いなと思ってしまうたち(いやお金を払ってみてるので強制的にそう思ってるかもしれない)なのであまり映画を酷評することは出来ない。

それでも時々、心の中でじわっと心地よい感触が広がる映画と出会うことが出来た。

今回は2010年代に巡り会った映画の中で、そういう基準で映画をいくつか選んでみたので紹介したいと思う。

「LIFE!」(2014)

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男の人なら誰しもが、子供の頃「もし今、悪党が教室に侵入してきたら、自分が身を挺して好きな女の子を守ってヒーローになる」みたいな妄想をしたことがあると思う。(女の子もするのかもしれない)

「LIFE!」の主人公であるウォルター・ミティー(ベン・スティーラー)はそんな少年がそのまま大人になったような人物である。現実世界と空想世界が入り乱れ、なかなか現実でうまくいかない生活を送っていた。      
そんなある時、彼が16年勤めている雑誌会社が雑誌「LIFE」の最終号を発行することになってしまう。彼はその表紙の大事な仕事を任されたのであるが、様々な困難に遭遇し...

あらすじはざっとこんな感じである。

ほとんどの人は自分が好きな仕事をしたいだろうし、自分のしている仕事に誇りを持ちたいはずである。しかし流れていく日々の中気づけば流れ作業のように仕事をしている自分に気づいてしまうことも多いのではないだろうか。

この映画はそんな自分に「もうちょっと仕事、意識して楽しんでみようかな」とか「自分、毎日楽しんでるのかな。」と、はっと気づかせてくれる気がする。

この映画、もちろんストーリーも大好きなのだが、なんと言っても映像に引き込まれていく。主人公は訳あって世界中を飛び回る羽目になるのだが(映画を見てください)、どこも本当に綺麗な景色ばかりなのだ。

この映画を見て世界各地に旅をしたり、一人旅をした人も決して少なくないだろう。(実体験による)

また音楽もこの映画が好きな理由のひとつである。自分は洋楽についてそれほど詳しくないのであるが、デイビッド・ボウイの曲が映像とマッチしており、わくわくする構成となっている。

さてこの「LIFE!」は自分が学生の時に仲の良い親友と二人で見に行ったのだが、未だにこの映画が人生の中で一番いいと思っていると言えないままである。

もし彼にあんまりおもしろくなかったなんて言われたら...と思うと怖いのである。もうちょっと言わないままでいようかな。

#映画 #LIFE ! #ベンスティーラー #note #感想


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