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未経験からUIデザイナーになって1年が経ったので振り返ってみる。

こんにちは、ぼいと申します。
昨年未経験、異業種からUIデザイナーとして転職して以後、noteを一切更新しておりませんでした。
気づけば1年ちょっと経過しておりましたので、GWだしこの機会に1年を振り返ってみたいと思います。

今回は、よかったこと、課題となったこと、今後やりたいことの3つに分けて書いていきます。

🙋‍♂️私について

徳島で撮影した猫です。多分、地域猫です。私のプロフィール画像です。
徳島で撮影した猫です。多分、地域猫です。

2021年にデザイナーになるため前職(製造業の営業職)を退職。デザインの独学に集中して励む。その後、デザインコミュニティのBONOに参加しデザインに磨きをかける(BONOおすすめだよ!)
2022年にUIデザイナーとしてフルリモートの制作会社に就職。
現在はUIデザイナー兼PMとして従事。

🙌よかったこと

カエルが喜んでいるイラスト
よかったことの図

プロジェクトの一連の流れを理解

この一年で一番よかったことと言えそうです。

当初UIデザイナーとして採用された私ですが、会社が小規模というのもあり、抱えるプロジェクトの増加に伴い入社約3ヶ月でPM(プロジェクトマネージャー)も任されることとなりました。もちろんサポート付きです👌

私が所属している会社は主に0→1でモバイルアプリのデザイン制作、開発を行うのでプロジェクト開始からプロダクトのリリースまで携わることがほとんどです。
PMを任された私はディレクター的な立ち回りもすることになります。
クライアントと打ち合わせをしつつ、スケジュールの調整・管理、要件定義、デザインやアイデアの提案etc..自らデザインを行う傍ら、他のデザイナーさんへのタスクの切り出し、デザインのレビューも行いました。慣れない業務にヘトヘトでした笑
お客様との認識のズレにより怒られたり、エンジニアチームとの連携不足で迷惑をかけたりなど失敗もかなりしました😅

がむしゃらにプロジェクトの一連を経験しました。プロジェクトで何をどのように実施すべきか、各タスクにどれくらい時間がかかりそうか、どの段階のコミュニケーションを特に注意すべきか、など全体像の把握や感覚を身に付けられたことは今後にも役立ちそうです。

やったこと
お客様との打ち合わせ
見積書作成、契約の締結周り
要求整理
ユーザーインタビュー
競合調査
要件定義
ペルソナ作成
ジャーニーマップ作成
ワイヤーフレーム
デザイン
デザインレビュー
開発チームへのデザインハンドオフ
デバッグの手伝い
スケジュール管理
アプリストアのスクリーンショット作成など…

携わったプロジェクト
モバイルアプリ 6件(リリースしていないプロジェクトも含む)
 -iPad向け 1件
 -クロスプラットフォーム向け 5件
Web管理画面 1件

これに加えて、会社HPのリニューアルに伴う一部ページのデザインやオウンドメディアのWebサイトのデザイン、自社サービスのプレスリリース用イメージ画像作成なども担当しました。
振り返ると色々挑戦させていただいたなあと、感謝🙏

クライアントから信頼を得る

うさぎとカエルがハイタッチしている画像
クライアントからの信頼を得るって大切よねの図

クライアントワークにおいて、プロジェクトを実のあるものにするため且つ円滑に進めるためには、クライアントと信頼を築く必要があります。クライアントによってはプロダクトのリリース後にも運用保守という形で長期的なお付き合いになる可能性もあります。信頼感を得るって大切よね。

ありがたいことに1年の間に「御社にお願いしてよかった」、「また別のプロジェクトでもお願いしたい」などありがたい言葉を頂くこともありました。これは嬉しかった〜もちろん私だけでなく会社・チーム全体の成果です!🎉

自分なりに心がけていたことを書いてみます。

  1. 自分を知ってもらうこと
    全ては人と人とのコミュニケーションなり。他愛もない会話やプライベートな部分を適切に自己開示することで自分という人間をクライアントに知ってもらうこと。些細なコミュニケーションだけでも互いの理解を促進し、信頼構築につながります。アイスブレイクはめっちゃ大事!🧊🤛

    ただ、大体こういうのって時間がかかってしまってプロジェクトの中盤くらいにやっと本音で話せるようになったりする。もっと早い段階で互いを知る機会を設けれると尚良いかもしれない。ワークショップ的な共同作業があると良いなと思う。

  2. クライアントの期待を上回ること
    業務を行う上で心がけていたのは、クライアントの期待より一段階上のものを提供すること。これは私の上司からのアドバイスでもあります。
    クライアントが期待している以上のデザインを提供することも大切ですが、それだけではなく、迅速な対応やアイデアの提案、時にはぶつかりながら建設的な議論をするなど。つまり、「そこまで考えてくれるの!?」などといった印象をもってもらうことで、プロジェクトに取り組む姿勢をクライアントに示し、信頼を獲得することでした。

社内体制の改善を提案

私が所属している会社は小規模であり、まだまだ改善が必要な部分があるので随時社内の業務や体制を整えております。
社内も改善提案を歓迎しているので、自分も積極的に提案してみたりしました。

例えば、
・クライアントの要求を整理して理解するためにリーンキャンバスにまとめてみない?
・ユーザー理解を深めるためにインタビューを取り入れてみない?
・価値定義のステートメントシートを作ってクライアントとのプロジェクトの認識を合わせるようにしない?
などなど

会社がもっと上手く回るように、クライアントともっといいものが作れるように改善案を積極的に提案していきました。結局あまり効果がなかったり、上手く回らなかったりしたこともあります。その方法が本当に適切かどうか、まずやってみて考えましょう!のスタンスでした。

また社内のデザインチーム強化のため勉強会も主催しました。
内容はOSのガイドラインのお話やコンポーネントについて。自分で調べてスライドにまとめて発表!デザインチームに共有して議論しました。これは楽しい。自分の為にもなるので続けたいですね✊

こう振り返ると自分てこんな積極的なタイプだったっけ?と思ったりします。環境って大事ですね。


😧課題となったこと

キツネが愕然としているイラスト
迷惑かけた時の僕の図

コミュニケーション不足による認識のズレ

仕事は何においてもコミュニケーションが大事ですよね。
わかってはいるものの、気づいたらコミュニケーションが原因で何かしらのボロが出ることもあります。これは社内、社外両方に言えます。

社外(クライアントと)のコミュニケーション
いわゆる言った、言わない問題が発生してしまいました。

これ実装してほしいって言いましたよね?私たちはそのつもりでしたよ。

こういった問題が発生してしまうのは、往々にして記録していないこと、共有していないこと、あるいは自分達の当たり前と相手の当たり前に齟齬が生じていることが原因として挙げられそうです。
これ以降、MTG内容のドキュメント化が徹底され内容も共有することになりました。クライアントと共通認識を作ること、当たり前だと思うことも必ず言語化して相手に確認することが大事です。
私はその認識だった、僕はその認識だった、そんなことがないように認識を擦り合わせることで後々自分達の首を絞めることも無くなります。

社内のコミュニケーション
特にエンジニアチームとのコミュニケーションです。出来上がったプロダクトを見て画面遷移の仕方、UIの状態の認識のズレなどが発覚して急いで修正してもらう、といったことがよく発生しました。ごめんなさい。

開発チームとの認識の齟齬については、figmaなどのプロトタイプでイメージを共有し、開発キックオフMTGなどでお互いの不明点を早めに潰しておくとよいと思います。
また開発前の要件定義〜デザインのどこかでエンジニアと一緒にレビューできるとベストですね!

話が少しそれますが、私が所属している会社はフルリモート勤務なのでただでさえメンバーとコミュニケーションが少なくなりがちです。忙しくなって特定のメンバーとしかコミュニケーションをとっていないという事態も起きました。
その結果、私も多少ながら孤独感を感じることもありました。
些細なコミュニケーションを積極的にとっていくことで解消されることもあります。仕事で言えば、さまざまなバックグラウンドを持っているメンバーと何気ない会話からプロジェクトがより洗練されたものに変化したりします。
バーチャルオフィスで積極的に話しかけたり、定期的に雑談会を開くこともよさそうです🎉

クライアントを選ぶということ

この1年間、様々なクライアントと接する機会がありました。
中には汚い言葉で罵る方もいました。そういったクライアントに遭遇し、身も心も疲弊してしまいモチベーションが低下することも。もちろん、自分達の非がゼロではないのですが。
この事実はかなりショックでしたが、会社としても、個人的にも、どのようなクライアントと一緒に仕事をしたいのかを考える機会となりました。

世の中にはいろんな人がいます。
クライアントも例外ではありません。まあ中身は人ですしね。
前述で"クライアントワークでは信頼構築が大事や!"と当たり前のことを述べましたが、そもそも信頼関係を構築できそうな相手なのか?対等な関係を築けそうか?一緒に仕事をしたいと思えるか?などクライアントを見極めることも同じくらい重要だと思います。
気持ちよく仕事をするためには、どちらか一方だけでは成り立ちません。

そのためには、自分達の制作スタンスなどを言語化しクライアントに伝え、お互いがある程度理解した上、良いマッチングをした状態でプロジェクトを開始するのがいいと思っています。

株式会社ノイエさんの意思表示には首がもげるほど同意なのです。
いやOGP何これ、かわいい。


アウトプットの発信

言い訳ですが、忙しさにかまけてこの一年noteなどで自分のアウトプットの発信を一切することが出来ませんでした。
仕事を遅くまでやってもApex Legendsだけはやっていたなんて口が裂けても言えません。
時は金なり。気を引きしめて、今年は自分の感じたことや制作物を発信して自分の知識の血肉化を進めていきたいです。


🤛今後やりたいこと

うさぎが拳を上げるイラスト
やっていきー!の図

UIデザインのスキル強化

UIデザイナーとして入社した私ですが、割と序盤から、どちらかというと上流工程中心の業務をしておりました。これはこれでクライアントの意図を汲み取ったり、解決策を機能として落とし込む良い経験になったのですが、残念ながらUIデザインの表層的なビジュアル表現はあまり向上した実感はありません笑
今後はもう少しビジュアルにも力入れていきたいぞ〜!と思っています。
とりあえず使ったことないアプリをダウンロードしてUI観察したり、Webデザインギャラリーを閲覧したりしてみるかな〜。

セキュリティに関する知識の強化

プロジェクトを進める上でセキュリティ、システムの処理性能などの非機能要件がかなり重要であることに気づきました。最近。笑
当たり前ですがサービスそのものに関係しますよね。
例えば、個人情報の扱いやユーザーがコンテンツを作って公開するサービスとかのセキュリティに関する周辺知識、システムの運用保守。正直よくわかってないけど笑

そんなわけでこの辺りの基礎はどうやって勉強したら良いのん?とエンジニアさんに聞いたら、ITパスポートとか情報セキュリティマネジメントとか良いんじゃね?と教えてもらったので、ちょっと勉強してみたい勢いです。

まとめ


UIデザイナーとして転職し、1年経過した私が振り返った話を書いてみました。予想外にプロジェクトマネージャーも任され、プロジェクトの一連業務を経験することが出来たものの、失敗も多くありました。業界未経験なんて考えてられないくらいの勢いで過ぎた一年でした。
この一年の経験を自信にし、失敗は次に活かして、引き続きデザイナーとしてのスキル向上に努めてまいりたいと思います🚀


余談

noteにAI機能が実装されていたので前述の自己紹介を"エモく"書き換えてもらいました。良い感じです。せっかくなので載せておきたいと思います。

「2021年、私がこれまでの営業職を辞め、デザイナーになる決意をした瞬間、私の心は自由な風に舞い上がりました。自分自身を磨くために夜な夜な努力を重ねました。そして、私はBONOというデザインコミュニティに参加し、天使のような仲間たちと共に創作の喜びを分かち合いました。2022年、私はUIデザイナーとしてフルリモートの制作会社に就職し、やりたかった仕事に携わり、私の心は甘く幸せな花が咲き乱れました。現在はUIデザイナー兼PMとして、日々情熱を注いでいます。」

感情はだいたいあってる

また!


ブログ内のイラスト:ダ鳥獣ギ画
クレジット不要だけどすごく良いイラストなので共有したい


私が現在も入っているデザインコミュニティBONOはこちら。
デザイナー未経験の方から私のような駆け出しデザイナーさんにもおすすめです。あと個人的にはデザイナーのお友達めっちゃできたのでおすすめでござる。


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