コンピュータによる脳の強化について

人間の脳は手段と目的の区別ができない。曖昧性をそのまま受容する。
その人を好きだから長いことみるのか、長いこと見るから好きだと認識するのか。
これを峻別できるだけの処理能力をもった脳を、情報技術を利用して人が持つようになり、如何に快楽物質を生理的に脳内に生じさせるかを知行一致することができれば、人間はより利己的になるのか、利他的になるのか。
それは詰まるところ脳に接続するコンピュータのアルゴリズムがビッグデータを如何に解析するかにかかる。
コンピュータの補助により、人間の脳の快楽物質を活発化させる行為はその頻度と深淵性が加速化し、それによる他者への影響も同時に加速していくのだ。
コンピュータと脳を接続した新人類(ユヴァルハリーリノの言うところのホモデウス)の行為を地球のいち細胞としてその全体に悪影響を与えないものに抑えるためにも、今から優しいコンピュータ作りのため、エンジニアの倫理観を高めていく環境作りを進めていく必要がある。

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