人月見積もりは、あって無きが如し、というおはなし。
・10人月かかる見積もりを出したのに、5人月しか確保されていなかった。
・どう頑張っても、後1ヶ月でリリースとか間に合いません!って泣きついたら、新人ばかり5人をアサインされて仕事がより回らなくなった。
・100人ぐらいプロジェクトに関わっているんだけど、いつになったら終わるのかすら、わからないプロジェクトがある。
など、エンジニアであれば、そんな経験をされたことはないでしょうか。
いやきっと、もっと悲惨な経験があるという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。。
さて、ここで人月って?って思われた方に説明です。
人月(にんげつ)とは、1人が1か月で行うことのできる作業量(工数)を表す単位。月はだいたい20日として考えます。
この1人っていうのが曲者で、1人の能力をどこに置くかっていうのによって、こなせるタスクがソフトウェア開発の場合、劇的に違うと私は思っています。
だから、そのプロジェクトがどのくらいの能力の人が関わってくるのかによって、かーなーり、かかる時間が変わってきます。
また、高度な技術力と知識が要求されるプロジェクトの場合、足りないのは、工数ではなく能力になってきたりします。
ですが、会社で見積もりよろしく!って言われると、とりあえず、すでに誰が決めたかわかんない工数がついてたりします。(多分予算ですね)
「5人月でできるかどうか見積もりして!」
(え?なんで5人月ってわかってんのに見積もりするの??)
って、課長に言われて、アサインできるメンバーや要求されている機能やテスト期間などなどを考えて、計算すると、到底5人月でできないプロジェクトだったりするんですよね。
で、正直に課長にいうと、なぜか仕事したのに怒られると。
「5人月でできるように見積もれ!」って
いや、その前に、期間を見直すとか、機能削るとかしましょうよ・・・。
と、思いを馳せる、ぼへぼへちゃんでした。
(余談)
久しぶりに、古い本ではありますが、「人月の神話」を読み返したくなりましたね。
さて!今日も見積もりしますかね(w
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