拍手は指揮者のタクトが降りてからに
「拍手は指揮者のタクトが降りてからにしてください。」
という事前アナウンスが毎回流れるんだけど、
そりゃね、静寂で終わる、マーラーの交響曲第九番とかで、まだ、dim中ですよ!って時に、拍手が始まるとゲンナリするのは確かなんですが。
拍手するひとは、そんな注意事項聞いちゃいないんですよ。
だって、それ、自分に向けて言われているとは思わないんですもの。
自分だとは思っていないので、完全スルーされていて、
そんなのわかっていますよ、
っていう人が繰り返し聞かされて、なんだかなあという気分になるのです。
コロナ渦っていうのもあり
演奏中のマスクはー
せきエチケットをー
と、演奏会始まる前のルールを満載聞かされる。
このアナウンスは誰のため?
多分、きっと、主催者が、クレーマーに対する言い訳のためなんだろうと思う。
ちゃんと、私たちは、注意事項を徹底してアナウンスしましたよ、
だけど、そのルールを破ったのは、私たちの問題ではありません。
とは言っても、クレームする人は、ひたすらクレームするだろうし、
拍手する人は、聞かないだろうから、拍手するだろうし、
ぐるぐるである。
ぐるぐるなんだろうなあと思いながら、
注文の多いコンサートは続くんだろうなあと思う。
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