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今日もよき一日でありますように。人差し指を手術する日。

2022年12月半ばの深夜。
コロナの熱が落ち着いた頃に、それはやってきてしまいました。

例によって、悪夢にうなされていたわたし。
左手を藁をも掴むようにあげた気がする。
そして何かを掴もうとしたのをうっすら覚えていた。

パキッ

っという音と、変な違和感を左の人差し指に感じた。

けど、そのまままた、眠りに落ちていった。

翌朝。


起きたら、なんとなく左手の人差し指が、固まってる気がする。

でもそんなに動かす頻度は高くないから、問題ないよねと最初はおもっていました。

寒いので手袋して仕事。

キーボードたたくのも、そんなに動かなくても困らない指。

困らない。

動かす時に、ひっかかりがあるし、押すと痛みはあるものの、困ら… 


困る!!!!!
めちゃくちゃ困る!!

楽器が弾けない。

左手の人差し指は、全ての音階のポジションの起点。
その起点が曲がらないということは??
機能しない。

1年前に右手の親指の腱鞘炎の手術をしてもらった先生ところに駆け込みました。


「腱鞘炎ダネ。まだ、そんなに硬くなってないし、塗り薬でようすみようか」

「様子見てる時間が無いのです!!」


…というのも、年に一度だけ、春にコンサートにでるのです。

楽器ケースを開くのは、年に一度という日和った状態なのですが。

しかも今年は、一度も本番の舞台で演奏をしたことのないベートーヴェンの第九交響曲。

なぜか、なぜか、縁がなく弾く機会がなくて半世紀。
一生に一度は本番の舞台で弾きたい。


縁を縁をつなげられないか。


「手術でお願いします」

「様子を見てる時間がないのです。」

年末押し迫ったなか、仕事の合間に病院に電話をかけて、お願いをしました。


「音楽家の指だから重大だね」
と先生は言ってくれたのだけど、

いえ、全然そんなレベルべはなくて、下手の横好きです。趣味で1年に1度演奏するだけで…


「いやいや、十分、音楽家ですよ。」


大事な手術をお任せできるよい先生にめぐりあえてることにものすごい感謝を感じました。


さて、今日は手術の日です。

歓喜の歌が弾けますように。


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