パソコン

ほんとにプログラマになりたかったのかな? vol.1

でも、15年前、なるつもりで東京にでてきた。

始発の新幹線に乗って。

いろんなものを置いて。


今、その先がみえなくて、どうしようかと思う。

その先にすすむ自分の気持ちがみえない。


どういうものかをしらない

15年前、無職。

大学を卒業してから、接客や受付、営業、事務職を経て、無職。

20代後半。手に職もない。

いわゆる「ちゃんとした企業」に勤められるなんてことはもうない。

一世代前の考え方だと思うけど、「そこそこ安定した名のある企業に新卒で入社している」というのが、そのときのステータスだった。

卒業してから、職を転々としている自分は完全にアウトロー。

というか、この先どうする?

手に職が必要だと思った。

本屋で資格の本を立ち読みした。会計士、行政書士、社会保険労務士、いわゆるサムライ業なら食っていけるんでは?とか。

そのときに手にした情報処理の二種問題集。

高校の授業はさぼりがちで、かつ文系だったので、確率統計も微分積分もしらない。

とてもじゃないけど、わかりそうもない。

わかりそうにないから、それを選んだ。

プログラマって何?たぶん、うっすらとしか知らないのに、それになろうと思った。

手に職。

専門性をもって仕事していくんだ。

そんな気持ちだけをもっていたと思う。



なぜえらんだの?

過去の自分に問いかけている。

田舎で、そこそこの進学校をでて、そこそこの国公立大学をでて、

田舎では、それなりのちゃんとした人?だった。

そのちゃんとした人っていう基準もなんかおかしいとは思うけど、それが育った環境であり、背負ってきた価値観だったんだと思う。

その人が、就職にあたっては失敗して、近所のスーパーとかで働くはめになる。

プライドの問題だったんではないだろうか。自分でそういう自分を許せなかったんじゃないだろうか。

そういう人は、どこかの田舎では名の知れた企業のオフィスで働いているはずだという価値観に支配されているんだと思う。

あいまいな言い方だけど、成功しなければと思っていた。

何で?勉強して巻き返せる何かだ、と思った。

・専門性をもって働ける

・一生その専門性で働ける(これは勘違いでしたが)

・どこにいっても働ける

IT業界がどういうものかも知らない。

プログラマの具体的な業務内容もわからない。


でも、その3つのフィルターで考えて、思いついたのがそれだった。

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家の小さな机で、まだダイアルアップ回線だったころ、

その仕事を探し始めた。

朝は、そのわからない情報処理二種の手前の初級シスアドから勉強しはじめた。

パソコン検定というのもあったので、簡単なところから資格をとっていこうと勉強しはじめた。

プログラミングがまだ何者かはしらない。


もう26歳にさしかかっていた。


To be continued..


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