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タイの鶏卵素麺と、日本人女性②

タイの鶏卵素麺と日本人女性が関係ある、
というところで前回は終わりました。

17世紀アユタヤ王朝時代の高官、ギリシャ出身のコンスタンティン・フォールコンの妻は、日本人とベンガル人のハーフであり、ポルトガル人の祖母を持つ、マリア・ギオマール・デ・ピーニャという女性でした。(イラストの女性)

1688年のシャム革命で夫のフォールコンが処刑された後、マリアは料理の腕前が認められ、ターオ・トーンキープマーという名前で王宮の菓子部長として王宮に務めます。

その時に、ポルトガルの菓子をタイ風にアレンジした菓子、フォーイ・トーン(ฝอยทอง、日本の鶏卵素麺)、トーン・イップ(ทองหยิบ、卵黄を砂糖で煮て花の形を付けた菓子)、など、彼女に因んだ名前がついた名物菓子を誕生させました。

2018年の人気タイドラマบุพเพสันนิวาส(運命のふたり)では、Susie-Susira Angelina Naenna演じるマリアが、凛としていて根性があり、我慢強い女性として描かれています。なんだか日本人女性そのものだなあ、と思い、目が離せませんでした。

日本人女性にはまだまだ底力があるなとマリアを見て感じました。

ところで、マリアの母は山田ウルスラという名前だったのですが、日本人としてアユタヤで活躍した山田長政と何か関係があるのでしょうか?
気になって仕方がないので、何かご存知の方は教えてくださいね。

それではまたね。
พบกันใหม่นะค่ะ

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