見出し画像

見逃していけない「低血糖」と「低血圧」

こんにちはbody∞infinity(@body8infinity)の
中野です。

高血圧や高血糖は病気のリスクとしてよく話題に上がりますが、実は「低血糖」と「低血圧」も見逃してはいけない徴候になります

低血圧・低血糖になると間違われる病気

低血圧・低血糖になると「精神的」な症状が出やすく「うつ病」と似たような症状が出現します。そのため、低血圧・低血糖が原因の体調不良は、内科医も「原因不明」とし、経過観察や精神科受診を進める傾向が多いようです

そして精神科受診をすると精神科医は「うつ病」と診断することが多く、投薬治療が始まります。しかし、そもそもの原因が「低血圧・低血糖」であるため、いくら「うつ病」に対する薬を出されても、根本的な改善には至りません

これまで「低血圧」を起こす原因は「体質」や「遺伝」でしか説明がされてきませんでした。それも要因の一つではありますが、他の原因として「心臓のポンプ機能の低下」「末梢血管の問題」という事も最近では分かってきています

心臓のポンプ機能が低下する原因

心臓が動くためには、大量のエネルギーが必要となります。心臓も「心筋」という筋肉が動いてポンプ機能を果たしています。その心筋を動かすのに必要なのが「糖分」となります。心臓は24時間365日動いているため、この「糖分」がないと動けなくなります。しかし心臓を止めるわけにはいかず、「糖分」少なくなると心臓は「省エネモード」となり、ポンプ機能が弱まります。

つまり心臓を「ゆっくりと動かす」ことを脳が選択的に行うようになります。それが「低血圧」に繋がります。ここで「低血糖」と「低血圧」の関連性が少し見えてきますね

低血圧の原因は、当分の不足により心臓のポンプ機能が弱まること、つまり低血糖にあるのです

低血糖になってしまう原因

低血糖になってしまう一番の原因は「血糖値スパイク」です。通常の生活では、血糖値は緩やかに上がり下がりを行います。しかし、空腹時に糖分を大量に食べてしまうと、「血糖値」は急激に上がります。急激に上がった血糖値を脳は下げようとし、今度は逆に血糖値が急激に下がります。血糖値が急激に下がっても「血糖値スパイク」は起こります。これにより低血糖となります。

血糖値スパイクが起こると、症状が重くなると「意識障害」なども出現します。血糖値スパイクは「病気」や「老化」の原因になります。病気や老化に大きく影響があるのが、体内で起こる「糖化」と「酸化」です

「糖化」と「酸化」

「糖化」とはタンパク質が変性し「焦げた状態になること」です。糖は身体にとって必要不可欠なものではありますが、血糖値スパイクが起こると、糖を焦げさせてしまい、身体に悪影響を及ぼします。この悪影響の事を「糖化ストレス」といいます

糖化ストレスは、血管を傷つけたり、動脈硬化の原因にもなります。また、糖化により血液自体も「ドロドロ」の状態になります。この血液が「ドロドロ」の状態では、酸素がうまく運べなくなり、身体の至る所に不調をきたすようになります

「酸化」とは、体内に取り入れた酸素が、代謝の過程で「活性酸素」となり細胞を「サビ」させてしまうものです。活性酸素が増えすぎると「老化」が促進され、生活習慣病の原因にもなります。この活性酸素が増えすぎることを「酸化ストレス」といいます

血糖値スパイクが起こると「糖化」が起こり、そこに更に「酸化」が加わると「老化」や「病気」になるリスクが高くなるということになります

健康で、若々しくいるためには「血糖値スパイク」を防ぎ、酸化ストレスと抗酸化力のバランスをとることが重要となります

低血糖スパイクの原因のほとんどが「食習慣」によるものです。少食、過食、ドカ食い、偏食、早食いなどがそれに当たります。食習慣を正すことで「痛みや疲労」「低血糖や低血圧」「血行動態異常」は改善されます。当てはまる食生活をされている方は、少しずつでも改善していきましょう。


<自己紹介>
こんにちは!
body∞infinityの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
このnoteを通して一人でも多くの人たちが自分の体で自分らしい人生を送れるようになることを目的に活動しています。
あなたの健康に関するお手伝いが少しでも出来れば幸いです。
〈著者情報〉
中野洋平
1980年 福岡県生まれ
2004年 理学療法士免許取得 
     回復期リハビリテーション病院
     同財団の総合病院・訪問リハビリも勤務
2008年 保健医療学修士号取得
2014年 神奈川県整形外科クリニック
2019年 メンタルトレーナー資格取得


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?