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”おなら”は腸内の健康状態を知らせるアラームって知ってました?

こんにちは!body∞infinity(@body8infinity)の宮邉です。

今回は”おなら”について書いていこうと思います。

え?

「何だか汚い話だな、、、」

「おならは恥ずかしいし、いいイメージないけど」

「おならなんて百害あって一利なし!」

ですって?


とんでもない!

おならは腸内環境の状態を知らせる、
とても優秀なアラームなんです!


おならのことを知れば、

あなたの身体の健康状態が知れます!

この記事で分かること
おならと腸の関係性

おならの基礎知識


”おなら”は医学的に言うと「腸内ガス」と言います。

以降は「腸内ガス」と記しますね。(何か締まらないので…笑)


さて、脊椎動物であれば、

すべての生物が腸内ガスを生成します。

そして、1日のうちに腸内ガスが生成され放出されるのは、

健康な方であれば、性別や年齢に関係なく

平均して1日10回、合計0.5ℓ以上にもなります。


ガスの大部分は食物が、

小腸を通過した後に残る残骸を

食べた結腸細菌によって生成されます。

そのため非吸収性炭水化物(オリゴ糖や二糖類)を、

消費することによって大幅に増加する可能性があります。

非吸収性炭水化物にはお米やパスタ、

あまいデザートに加糖乳製品などがあります。


因みによく食物繊維が腸内環境に良いと言われますが、

食物繊維は難消化性の食物であり、

小腸で吸収されずに大腸まで届きます。

そして大腸にいる腸内細菌の栄養となり、

腸内環境が整うというわけです。


腸内ガスが多くなる・臭くなったら要注意!


腸内ガスは先ほども言ったとおり、

食物が小腸を通過した後に残る残骸を

食べた結腸細菌によって生成されます。


つまり腸内ガスが多くなるという事は、

小腸が本来の栄養吸収機能を果たせていないか、

何かしらの病因的な要素があるかもしれません。


病因的要素で挙げると

●過敏性腸症候群(腸内ガス増↑)

●食物過敏症(腸内ガス増↑)

●潰瘍性大腸炎(硫化物の生成による硫黄臭+)

などがあります。


上記の病因的要素の場合、

腸内ガスの増加などだけでなく、

下痢や腹部の張りによる痛みなどもあるため、

腸内ガスが増えた=病気だ!

ということはありません。


ただし腸内ガスの量が多くなったり、

においがきつくなったり、

お腹の張りなどがあれば、

少し自分の身体を気にかけた方がよいかもしれません。

まとめ

✅腸内ガスは食物が小腸を通過した後に残る残骸を食べた結腸細菌によって生成されている。

✅腸内ガスが増えたり、においがきつくなった時は、自分の身体に変化や異常がないか気にかけてみましょう


参考文献

1)Arnold Berstad. [Intestinal gas--unpleasant but interesting]. Tidsskr Nor Laegeforen. 2005 Mar 17;125(6):770-1.


著者情報

宮邉 龍馬(みやべ りょうま)

1987年生まれ 兵庫県出身
2012年 神戸学院大学総合リハビリテーション学部卒業、同年東京に上京し、リハビリテーション病院に理学療法士として勤務

<自己紹介>
こんにちは!
body∞infinityの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
このnoteを通して一人でも多くの人たちが自分の体で自分らしい人生を送れるようになることを目的に活動しています。
あなたの健康に関するお手伝いが少しでも出来れば幸いです。

<資格>
理学療法士免許(2012年取得)

<趣味>
読書(マンガとビジネス系)

<好きなもの>
奥さんと2人の子ども、チョコレート、あんこ

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