人生の最後に食べたいおやつはなんですか

小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読んで。前に読んだ「とわの庭」と同じ作者さんで、小川糸さんのいろんな小説を読んでみたくて仕方ないです、なう。

ーあらすじー

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた――食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語

感想はもちろん、良かったですよ〜。こんなにも死を身近にあたたかく感じることはなかったと思う。
私は今、とても「今」が愛おしくて、「自分の体」が愛おしい。まわりにいる私と関わってる人たちのことも愛おしい。
死と向き合うからこそ、こんなに前向きにどう生きたいか考えることができる、そう感じさせてもらえた本。

この小説の中から好きな言葉をひとつ紹介します。

「思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。」

私が人生最後に食べたいおやつは、スイカかなー。いろいろ思い出が蘇りますねー。あなたが人生最後に食べたいおやつはなんですか？

みさと