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食品D2Cブランドの経営について

新たな年になったこともあり、現在自社で経営している食品のD2Cブランドについて1年の振り返りをしたため、簡単にまとめてみる。

D2Cとは?

自分の備忘録のためにD2Cの意味を引用しておく。

D2Cとは、「Direct to Consumer」の略称で、「メーカーやブランドが代理店や小売店を通さずに、自社のECサイトを通じて、商品を消費者に直接販売するビジネスモデル」を意味します。

従来のビジネスモデルにおいては、商品が消費者の手に渡るまでに、卸売業者や小売業者などいくつかの仲介業者を介することが主流でした。

しかし、D2Cの場合、商品の企画・製造から販売後、直接消費者に商品が届けられるまで一貫して自社のみで対応しています。

その結果、消費者と関係値を構築しやすいなどのメリットが生まれており、近年、アパレル業界や美容業界を中心に導入が進んでいます。

https://willof-work.co.jp/journal/3661/

2021年1年間の売上実績と前年対比

様々なチャネルがあるが、まず楽天市場のみでの売上規模は、2020年1月~12月で4100万円。同じ期間で2021年は5700万円と前年対比139%というまずまず順調な結果になった。

売上=アクセス数×転換率×客単価に分解すると、だいたい以下の内訳になっている。

1)アクセス数=12,700名
2)転換率=5%
3)客単価=4,500円

事業が軌道に乗るまでに必要だった時間

 振り返って確認すると、EC事業の立ち上げは、2017年7月のため、現在までに4年5カ月経ったことになる。事業としての軌道に乗り出したと手ごたえを感じたのは、2019年12月頃だったため、ざっと2年5カ月程度で結果が目に見える形になった感じだろうか。

 現在、別の食品ジャンルのEC事業も手掛け始めたが、こちらは2020年7月からで現在までで1年5カ月。今回は一定のノウハウがある状態で着手したのだが、食品はジャンルが違えば、売り方も違うよう。
 この12月ではじめて月に200~300件程度売れるようになったため、やはりEC事業は相応の努力と継続が必要ということだろう。

次の1年でもっと伸ばしていくために

 この4年間EC事業に向き合ってきて感じるのは、EC事業を継続して伸ばす努力はマニュアル化が可能なのではないか?ということ。

季節ごとに特設ページをつくったり、定期的に情報発信をする、クーポンを出したり、メルマガをつくったり、こういう培ってきた暗黙知を、チームでマニュアルにまとめて、パートさんや外部の人のお願いしていくことで、同じ人員でも、まだまだやれることを増やせる気がしている。

この記事の中で、業務スーパー 創業者 沼田昭二氏が語っているが、業務スーパーでも、税引前利益の半分を次のビジネススタイルを生み出すために突っ込む、とのこと。

自分の事業でも、これに倣い、勇気を出して今期の利益の1/3~1/2を積極的にブランド投資&設備投資していきたい。

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