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チームを救ったのはアンダー代表で活躍のラムジー! 22-23 プレミアリーグ第8節 アストン・ヴィラvsサウサンプトン

開幕からの悪い流れを一時停止状態にした前節の引き分け。この試合で勝つことができればリーグ戦前半でのボトム10浮上も夢ではない大事な1戦。裏を返せば暫定で最下位に転落と背水の陣でもある第8節。ホームで堅守のサウサンプトンとの対戦です。

この試合で注目されるのはデンドンケルのデビュー。ホームのファンはどんな守備陣を予想しているでしょうか。


・逆転勝利率0%!?


ヴィラというチームを応援するにあたって理解しておく必要があること。それは先制点を取られた試合の逆転勝利率は昨季、今季とも驚異のゼロパーセント!他のチームも知りたいのですが、、、
つまり、先制された試合は勝てないってことです!そのために前半の守備のブロック&ソリッドの機能性はとても大切なことです。ヴィラはチームとして士気が上がりやすく冷めやすい。私たちの世界でいう陸みたいな存在だということです。そこにはプレートテクトニクスが存在し、その影響で地震が起こる。人間界に被害が出る。ひとつの【ズレ】によって色々なところで影響がある事象なんて、まさに昨今のヴィラと同様じゃあないですか。そのためにも先制点は非常に重要というわけです。


試合前には歌手のラウラ・ライトさんによる国歌が。

・CBコンサについて


前節のマッチレビューで後付けしたコンサに一言申すなら、前半の守備は完璧だったということ。冷静な判断が光り、サイドからのクロスも落ち着いてクリアし、ブロッカーとしての役割も果たしていました。ビルドアップでも頻繁に顔を出し、周りをよく見てボールの配給をしていました。先制点では彼が絡むことはありませんでしたが、素晴らしい集中力でヴィラを無失点に収めてくれました。(もし絡んでいたらオフサイドでゴール取り消しになっていたので結果的に絡まず幸運でした。)

比べて後半は、、余裕が出てきてしまったのか終始中途半端なプレーに落ち着いてしまいました。前半が良かっただけに残念です。ボール離れが悪く、相手のチャンスを招いてしまったり、判断が遅れてディフェンス陣の反応が遅れたり、クリアボールを下手につなげようとしていたり、、

直近で一番の出来だったコンサ。

先日、スリーライオンズの代表メンバーが発表されました。世間はサンチョの選外にリアクションしていますが、悲しいことに、ヴィラからは誰ひとりとして選出されることはありませんでした。今やミングスは代表クラスではないというわけです。つまりは両CBが代表クラスではないチームというわけでもあります。コンサの安定なしにはトップ10に食い込むことすら厳しいでしょう。もしそれがなく、トップ10に位置するというならば、それはベドナレクかデンドンケルがスタメンを張っているということを裏付けるでしょう。(デンドンケルに関してはB to B Playerとしての起用が予想できる。あるいはカマラと同じ位置づけか。いずれにせよCBを任せる気はジェラード監督はもっていないようだ。)


・ジャマイカの快速、レオン・ベイリーについて


彼はブンデスから鳴り物入りで、争奪戦を制して加入した選手だということを忘れてはなりません。それか、よほどブンデスリーガのSBのフィジカルが弱かったのでしょう。彼はマークのいない、一定の距離が保たれる状況にて最大限の力を発揮します。しかし、それは特別なことでしょうか。多くのフットボール選手はセレクションを勝ち上がり、首脳陣の目をくぎ付けにし、多くの1対1を勝ち抜いてきた選手たちだということは言うまでもありません。その選手たちはマークが緩く、間合いの広い状況で最大限の力を発揮することができないでしょうか。そんな選手はいないでしょう。なら彼は特別な選手ではないのかもしれません。これ以上の言葉は必要ありません。確かに彼はピカリと光るものを持っています。それは既にシティとの大一番で証明しています。しかし彼は安定性が欠落しており、常に70%のパフォーマンスを披露することができません。

この試合も中央寄りに配置され、持ち味を発揮できず。

しかし彼だけの問題ではないかもしれません。彼は今季多くの試合でCFの1角としてプレーしており、プレーエリアが限定されています。周知の事実を記すことになりますが、彼の持ち味を発揮するには彼をサイドで起用する必要があります。さらにベストポジションは右ウイングです。あるいは2列目のトップ下の隣でサイドを張らせてもいいでしょう。チームの守備としての役割は彼には荷が重すぎますから、そうなれば右ウイングが最適解でしょう。


・内容は物足りないが、まずは結果だけをみて満足すべき時かもしれない。


この結果は、勝ち点3を取ったという事実は、内容が最低だろうと決して変わりません。今はそれだけで満足すべきということです。本来なら勝ち点3を問題なく得た上で内容に目を向けたかった。しかし、今はそれをすべきではないのかもしれません。そして、そのフェーズに到達していないことを自覚しなければなりません。このリーグにおいて我々は挑戦者だということを忘れず、ジャイアントキリングを毎試合起こす。その心意気がないと世界最高のリーグでは勝つことができません。先制点を奪われた。エースが不在だ。守護神が欠場だ。監督交代だ。このリーグでは何もかもが起こりえることであり、それに一喜一憂しているようではビッグ6食いなんて夢のまた夢です。今回はかなり奇抜な文章になり、内容がハチャメチャな部分も散在しますが、気持ちに目を向け、穏やかな心でここまで読んでくださった方に感謝を申し上げ、この記事を終了させていただきます。

得点以外にもチェイシングからのカットが冴えた期待の若手。

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