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【ボードゲーム】最強の剣を求めて【職人】


 突然ですが、「ナルハヤのつるぎ」というボードゲームを紹介させてください。

【ナルハヤのつるぎとは……?】

 鍛冶屋となり、6枚の素材カードを組み合わせ、"なるべくはやく"依頼通りの剣を作る、スピードパズルゲームです。略してナルハヤのつるぎ


〜〜〈ルール〉〜〜

・山札から依頼カード(お題)を1枚めくる。
・6枚の素材カードを組み合わせて、依頼カード通りのつるぎを作る。
・素材カードは上下裏表をひっくり返してもよい。また、半分重ねて置いてもよい。
・作り終わった人は「納品!」とコールする。納品成功の場合、その依頼カードをゲットできる。
・間違っていた場合は他プレイヤーが「違う!」と指摘する。その後でパズルを続行する。
依頼カードを5枚、または同じマークの依頼カードを3枚集めた人の勝ちとなる。

 つまり、なるべく早くお題通りのパズルを完成させるだけです。

 すぐ飽きそう、って思いましたね?
 これが意外と白熱したので、その様子をご紹介します。

【実戦!ナルハヤのつるぎ】

 2〜5人で遊べるゲームなのですが、今回は2人でプレイしてみました。


依頼カードをめくって……

ゲームスタート!!

6枚の手札を試行錯誤すること約1分……

「納品!」

初納品をゲット。
見ろよこの形、命を刈り取る形をしているだろ。

基本的にはこんな感じのパズルを淡々と組み立てて行く。
ここまでだとまだ「いや、絶対飽きるやん」って思ってることでしょう。パズルゲームだから文章じゃ伝わりづらいんだけど、自分でやってみると本当に熱中するから!

〜その後も攻防を繰り返し〜

杏・JUN「納品!!」

(緑、僕。 黄色、JUN)

JUN「ん?」
杏「1枚余ってね?」
 ほぼ同時納品したものの、JUNの手札が1枚余った。言い忘れていたが、手札は全て使い切らなければならないルールがあるので、けっこうパズルの難易度が高め。

〜4-2で僕がリーチ〜

そして30秒後……
杏「納品!」

結果は5-2で僕の勝ち。No.1鍛冶屋の称号をほしいままにした。ちょっと鍛冶の里に行って日輪刀でも作ってくるかな。

【感想】

 単調なパズルゲームに見えて、完成形が一通りしかないのでかなり頭を使った。予想の16倍は楽しめたのでおすすめ。一戦一戦が恐ろしく速く終わるのもポイント。難しい心理戦とかはないので子供でも楽しめそうだ。

【エクストラステージ "ダブル納品"】

 先ほどの勝利でNo1鍛冶屋になったのでここらで少し難易度をあげてみることに。追加ルールで手札と依頼カードを2倍にしてみた。

と、ここからJUNの様子が一変。
JUN「納品!納品!納品!」

は?
なんでダブル納品の方が得意なんだよ。腕2本あるのかよ(彼は腕が2本あります)

怒涛の納品ラッシュで負けた。単純にパズルが2倍になっただけだが、けっこう焦って難しかった。

【エクストラステージ "全力納品"】

通常ルールと追加ルールで結果は1勝1敗。
雌雄を決するべく、最後の一戦に臨む。

杏「最後のルールは全力納品で」
JUN「全力で納品すればいいの?」

ルールは通常通り。ただし全力で。No.1鍛冶屋はいつだって全力なのだから。

〜2-2で迎えた5戦目〜

杏・JUN「納品!!」

JUN「ん?」
JUN「チガァァァァァァウ!!!!」

ウヴォーギンさながらの指摘も全力ナルハヤのつるぎならではの醍醐味だ。

〜2-4でJUNがリーチ〜

なんとここまで僅差の同時納品が続いていた。溢れ出る全力さを感じ取ってくれよな。そして……

杏・JUN「納品!!」

最後もほぼ同時納品……。だがJUNの方がわずかに早かった。お前、、、ナルハヤかよ。

よく見ると"5枚ゲット""同じマークを3枚ゲット"を同時に達成されていた。麻雀だったらニ飜つくね。

【激戦、終えて】

 速くパズルを完成させるだけのシンプルなゲームだが、意外と奥深いものでけっこう熱中できました。
 回数を重ねると慣れてくるので10秒以内に納品できるほどに洗練されていきます。
 もっと大人数でやるとさらに楽しめると思うので、ぜひお試しください。
 それでは、僕は鍛冶屋の仕事があるのでこの辺で……。

(杏)

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