いきなり!裁判胸キュンWard大放出!!@盛岡地裁

傍聴歴1年の区切りに、今回は、これまで取り上げてこなかった珠玉の迷言・名言たちを一挙大放出しよう。


☆弁護士編☆

「異議あり!」

ドラマではよく聞くセリフだが、実際法廷で聞いたことがあるのは1年で2回だけ。


最初は「チャラ弁」と名付けた東京のチャラめの弁護士。言い掛かり的な「異議あり!」に、裁判官の加藤亮さんが弁護士に対してキレるという珍しい場面だった。

2度目は「マスコットくん」と名付けている弁護士(ファッションは茶を基調としたおしゃれさんなのだが、何かのキャラクターがペンの頭からチェーンでぶら下がったものを愛用している)。
裁判では覚醒剤使用の有無を争っており、いつも控えめで少しだけおどおどしているマスコットくんがビシッと
「異議あり!」
それ以前から、この人言葉に心が通っていてちゃんとしてるな、と好感は持っていたけれど、決定的にファンになりましたよ。


お次は

「はっはっはっは!!!」

「本当に大丈夫ですか弁護士」と名付けている弁護士(いつも「もうやらない」と言う被告人に「本当に大丈夫ですか」と何度も念押しする)担当の窃盗事件。
大戸菜月検事が被告人質問中、「ゲボ〜〜!!!うぁ〜〜〜!!!」と唸り真っ青になって被告人がぶっ倒れた。吐くかもしれないから袋!と焦る裁判官の加藤亮さんと書記官のコガワくんに「私このルーズリーフ用の袋しかない」と言って、本当に大丈夫ですか弁護士は穴の空いた袋を示し、高らかに「はっはっはっは!!!」。
にわかに緊急事態の様相を呈した法廷に響く笑い声と底抜けに明るい笑顔が異様で、本当に大丈夫ですか弁護士に釘付け。令和元年度の盛岡地裁カオス大賞あげる。


☆証人編☆

「1675京人に1人です。」

これは殺人事件の裁判員裁判なので、被害者やご遺族のことを思うと軽々しく語れないが、科捜研の方が証人として述べた、凶器に付着した血液を分析した結果同じDNAがどの割合で存在するのか、という質問に対する答え。
「京」という単位を耳にすることなど日常生活でなかなかない。というか皆無。想像もつかない気の遠くなる数に一瞬「?」と頭がついていかず。あまり感情をあらわにしない裁判員の方々も、一様に驚いた顔をしていた。
ちなみに、地球上に存在する蟻は1京匹らしい。「京」って単位、DNAと蟻専用か。



引き続き、ときめき胸キュン度増し増しの検察官編、裁判官編、といきたいところなのだけれど、長くなりそうなので、ひとまず今回はここまで。大放出と言いながら、まずは3つでごめんなさい。次はもっと出ますよ。20個くらい!!
続く!!



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