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高校1年の次男が涙した、おすすめの「アニメ映画」を見に行ってみた。

高校1年、16歳。次男は結構アニメが好きだ。
スマホで読むだけでなく、気に入ったものはコミック・ラノベなどを購入し綺麗に本棚に並べている。
先日、
「映画よかった~。俺の中でアニメのランキングが変わったよ~。」
「お母さん、絶対良いよ~。俺泣いちゃったよ~。何か心が痛い。」
次男は帰るなり、ついさっき見てきたアニメ映画について切々と語り始めた。

私の子どもの頃のマンガと言えば、「お子様向けテレビアニメ」だった。
親からは「また、マンガなんか見て!」言われた記憶があるが、さてさて、最近の漫画は奥が深い。
私の週末の過ごし方の一つとして、「次男が録画しているアニメを最初から最終回までまとめて見る」というカテゴリーがあるくらいだ。

私は「16歳男子の心が動くアニメ映画」を見てみたくなり、コロナ禍になって以来、初めて映画館に足を運んだ。
金曜の夜、8:30からのレイトショーはお客さんもまばらだった。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
あの、京都アニメーションさん制作の作品。

心が動く物語だった。
そして、映像も素晴らしかった。
心が成熟していく途中の、想っているけど伝えられなかったり、想いをどう伝えれば良いのかわからなかったり、頑なになってしまったり。
過去の私にも確かにあった。そして今の私にもある。
私の心が動いた場面と、息子の心が動いた場面は、同じ場面も異なる場面もあるだろう。

最後のシーンが終わり、場内がゆっくり明るくなった。

私とひとつ席を空けた隣に座っていた次男は、少し涙をたたえた瞳で私の方を見て、満足そうに3回うなずいた。

次男おすすめの映画を見て、とっくに私の身長を超えて大きくなった次男の内面の成長が見れた気がして、私は嬉しかった。
それから、
次男が2回目の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を私と一緒に見てくれた事も。

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