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寿命と「うなぎ」

「うなぎが食べたい」
そういって父は旅立っていきました。
いつか父といっしょに食べたうなぎが、いままでで一番おいしかったと思います。忘れられない記憶とともにある味だからでしょう。

いま、まいにち「うなぎ」の勉強をしている小学4年生。
「うなぎの謎を追って」というお話が国語の教科書にでています。
まいにち音読の宿題(笑)

ぼくには「51歳寿命説」というのがあります。父が亡くなった年齢です。
自分の父が早くになくなったので、自分もそのくらいしか生きられないと昔からおもっていました。今年とうとうその歳になります。
いつしかそれまでにしたいことはしておきたい思うようになりました。

「うなぎ」も食べられるうちに。(笑)

うまれるところがわかったそうです。
マリアナ諸島のあたりだとか。
いつかいってみたいものです。うなぎの稚魚が泳ぐのをみに。
新月の夜に産卵されるといいます。不思議ですね。
なぜわかるのでしょう。

遠い日本から、なぜにそこへあつまるのか?
なにかがシンクロし、呼ばれるように旅をするのでしょうか?

うなぎのなぞを想うとき、父とぼくとそのこどもが、むすびつきます。
今年天国へ行ったら、まだいっしょにうなぎが食べられるでしょうか。
まだ天国は遠いと思いたいのですけれど(笑)






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