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私の風船が割れた

いつものように、扉を開けるとお店は盛り上がっていた。
いつものように、仕事帰りの私は1件目。
いつものように、この空気に追いつこうとお酒を飲んだ。
でも今日は、いつものように気分が上がらない。
濃いめにして、ピッチをあげて、何杯も飲んだ。
でもどうしても気分が上がらない。

すると心の中で音がした。
何かが弾けたのがわかった、その瞬間
私の目に涙がたまってきた。
悲しくない、辛くない、何もない。
なぜなのか、どう説明したらいいかわからない。

「やばい」と思って、急いで笑顔で店を出た。
耐えていた涙は、扉を閉めると溢れ出てきた。


ただ私の感情が限界だった。

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