開業の際には、近隣に挨拶しよう
最近、近隣に新しい店舗がちょこちょこと出来てるのですが、どのお店も静かにオープンするんですよね。けど、誰一人として挨拶にはきてくれませんし、チラシすら投函してない。ホームページもない。インスタはある。
なんでこうもコソコソと商売を始めるのだろうか?
節税対策するためのお店か?
表に出てない販路があるのか?
EC店舗のバックヤード的な店舗なのか?
つい、こんなことを勘繰ってしまいます…
お店をオープンする場合って、大抵、商品作りが好き、サービスを提供するのが好きって感じで、それを商売にしたいって流れで始めることが多いと思います。
ただ、提供する商品・サービスは素晴らしいのですが、集客ノウハウがない状態で開業してしまうんですよね。
開業前には夢や期待を膨らませて、良いものを提供してれば、お客が勝手に集まって買いに来てくれるって幻想を抱きがち… 現実はそんなことありません。ビックリするくらい人が来ません。
どんな良いものを作って提供しても、知られなければ買ってもらえません。集客ノウハウが無いというのは、致命的なリスクを負った状態でのオープンになります。
ちなみに、個人事業主の1年以内の廃業率は30%(10年以内90%)
そう聞いてもバイアスがかかってますから「自分は大丈夫」「自分に限って…」などと考えがちで、開業前にはあまり真剣に考えないんですよね。実際にオープンして、通帳からすごい勢いで残高が減っていくことで、ようやく危機感が出てきます。
いよいよ「やばいかも」って思い始める時は、もう心がだいぶ弱っていて、慌てて集客に取り組んでも時すでに遅しって状態なんですよね。本気でやればなんとならないことはないですが、そこまでの行動力が出せるか。そこがターニングポイントになります。
努力の方向性を間違えなければ起死回生は可能。ただ、出来れば最初からそんな状態にならないようにしたいところ…
そのためには、開業のタイミングでいかにアクセルを踏み抜けるかです。
ここにかかっています。
集客時はお祝いムードが後押ししてくれますので、このタイミングは認知活動をしっかりと行うだけで割と簡単に集客ができます。いわば集客を一番加速させやすいボーナスタイムです。ですので、なるべく多くの人を巻き込んでいきたい。
そこで近隣のお店への挨拶回りはやりたいんですよね。
むこうから訪ねてきてくれかも…なんて妄想は捨てましょう。「周りの力には頼らない」なんてくだらないプライドも捨てましょう。「苦手?」「恥ずかしい?」そんなこと言っていられません。やることやらずにお店潰す方がよっぽど恥ずかしいことですから。
時々「じっくり少しずつ軌道に乗せていくんだ」とかいう人いますが、どこからその余裕が出てくるのでてくるのかわかりませんが、考えが甘すぎます。
開業は初日から3ヶ月が勝負。
このボーナスタイムを逃すと浮上するのは至難の技。下手したら年単位で引きずりますので、ちょっと負荷がかかったとしても必ず行動しましょう。
なので、挨拶回りも必須。すでに顧客を持っている近隣のお店に手伝っていただくことが出来れば、お金をかけずに一気に認知を獲得できるんです。
挨拶に行って嫌がられることなんてありませんし、文句を言われることもあいませんから、ぜひ手土産とチラシをもって最優先でいきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?