深夜の戯言2

深夜の戯言と題したものに今年中に死にたい旨を書き記した。
撤回させてもらいたい。

つい最近私の愛するBUMP OF CHICKENが来年からのツアーを発表したのだ。
ツアー名は「ホームシック衛生 2024」。
以前「ホームシック衛生2008」というツアーがあった。
メンバーが28歳の頃に行ったライブで、来年のものは結成28年に行われるツアーである。

28年というのは公転周期、つまりorbital period。
行かない理由が見つからなかった。

そこで飴玉の唄など歌われようものなら私はそこに墓を立てる。
一緒に応募した友人も冷えた君のその手に触れて心を見たるなんて言い張っている。

外れたら死ねばいいと思っていた。
しかし厄介な事に生きる道標を示す人物に目の前を照らされた。

私は闇ばかりに目を向けていた。
正直明るいものは視界に入れたくなければ入れる必要もないと感じていた。
実際私の周りには似たような境遇の屍の上を歩くような人達が集まっていた。
それでいいと思っていたがそれだと消えない思いは残っていた。

この今まで消えなかった思いを溶かしてくれるような人間が、今みで目を背けてきたような人種が、私には必要ではないかと提唱する声があった。
何も変わらないだろうという思いを胸に一筋の希望を見てしまったのも事実。

何年も塞ぎ込んだ感情を今更どうこう他人にしてやられるのは卑怯ではないかとも思うが逃げ道があるなら縋りたい思いも悔しながら残留している。

救えるものなら救ってみろという半ば諦めのようなものではあるが心の奥底では救難信号が発令されているのであろう。
メーデーメーデーメーデー。

胸に墨で刻まれたMaydayが現実味を帯びてくるのは笑える。

酒に酔って書き記しているこの文章もまた救難信号なのかもしれない。
うける。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?