愛しいの更新

毎日毎日、仕事が終わってから終電で帰路に着き、布団に入る頃にはもう朝方。眠いのに眠りたくない、とつい夜更かしをして朝になってしまう。慣れたとはいえ仕事に行く前には身体は重く、常に「辞めてえ〜〜」と思いながら業務をこなす。同じ職場の14歳上の先輩の言葉の一つ一つが嫌味に感じるし、頑張ろうかなとやる気を出すと私の心をへし折りに来る。上司は嫌いではないけれど、私は年上の男性に対して恐怖心を無意識に抱いているんだろうな、話す時萎縮してしまうことが多い。窮屈な職場で唯一の救いは仲のいい同期がいること。もちろん気が置けない友人と恋人の存在にも助けられている。

私は根暗で、マイナス思考、友人の定義をかなり絞ってしまうタイプの人間。(かなり仲良くないと、友人と呼んで良いのかわからなくなってしまう。)最近は仕事のストレスで普段よりももっとネガティブになっている気がする。そんな中で胸を張って仲が良い!と言えるのはTwitterで知り合った友人達。BUMP OF CHICKENという最高のバンドを通じてTwitterでやり取りしているうちに仲良くなり、BUMPのライブで会ったり、ライブで知り合ってから遊んだりを繰り返しているうちに、今では学校やバイト先で知り合った、いわゆる「リア友」よりも会う頻度が多くなった。同じアーティストを同じ熱量で好きな友人達なだけあって、考え方や価値観が似ているし、一緒にいてストレスを感じることがほとんどない。ネットを通じて知り合った同い年の友人10人ほどで何ヶ月かに1回みんなで集まるなんて相当レアなんじゃないか。学校の友達はそのうち縁が切れたっておかしくないけど、Twitterの友達は縁が切れる気がしない。だって毎日Twitterで会話してるし、もう仲良くなってから7年近く経つ。私は結婚式にだって彼女達を呼びたい。

つくづく思うのは、BUMP OF CHICKENがなかったら彼女たちには出会えなかったのだなあということ。たしかに藤原さんの結婚報道、直井さんの不倫報道で少しBUMP OF CHICKENに対して思うことはあった。でも、結局新曲のGravityとアカシアを聴いてモヤモヤした気持ちなんてどこかへ行ってしまった。彼らの曲が好きだ。彼らの世界観が好きだ。GOTCHA!のPVは何遍も見た。その度に胸が高鳴って、ワクワクしたりドキドキしたり、何度も新鮮な感動を与えてくれた。私を愛しい友人たちと繋いでくれたのはBUMPの4人と彼らの作る音楽。新曲やライブの度に私は何度だって彼らに対する愛しさを更新する。

はやくライブが気にせずにできる世になってほしい。はやくチャミーに帰ってきてほしい。はやくBUMPの音をこの目で、この耳で感じたい。私を癒してくれるのは結局いつもBUMPなんだなあ!好きだなあ!

肌寒くなってきて、冬の到来を薄々感じる今日、落ち葉を蹴飛ばして歩きたくなります。