自分を見つめ直す

2021.8.30

最近、もんもんとしている。同じような考えが頭を何度もめぐる。頭の中を一度整理する意味でここに書いていこうと思う。

悩みの原因は仕事、ひいては生き方について。自分にとって仕事とは生き方そのものだ。日中の多くの時間を費やすものであり、生きている時間の大半の時間を仕事に当てるのだから。前から今の仕事に対してマイナスな感情は持っていたが、最近特に考えてしまう。

社会人3年目、今の仕事は公務員で、志望した職種につけている。自然環境を政策面から守りたい、自然を守ることは社会に対して働きかけないとできないと思って入った職場だ。ただ、最近は辞めることばかり考える。

理由1:仕事に全力を注がなかれば回らない業務

組織が小さく、一人当たりの裁量が大きく、責任感のある仕事が多い。やりがいを感じる仕事といえば間違いないかもしれないが、自分の場合はそれよりも先に疲弊が来ている気がする。残業しないと進まない。土日も最低でも片方は出勤。常に仕事に追われている感覚。日々の生活や暮らしをもっと大切にしたいという気持ちが日々大きくなってきてしまった。働き盛りの若者が何を言ってるんだというのもわかる。これは職場だけの問題ではないのかもしれない。自分の今までを振り返ると、部活・研究・仕事…今まで何かに全力で取り組んできたと胸を張っていえないかもしれないと気がついた。これは正直認めたくない事実だ。やりたいからと取り組み始めたものの、大事なところで本気になれず、中途半端なまま投げ出してしまう。心の底からやり切ったといえない。今回も同じではないのか。ただ逃げているだけではないのかと思う自分もいる。

理由2:自分自身ではどうにもできない環境の苦痛

これはどの職場でもそうかもしれない。年度単位での事業を窮屈に感じることや、2〜3年ごとの異動、デスクワーク業務の多さ、すぐ近くに相談できる人がいない等々。もっと腰を据えて問題に取り組みたい、せっかく仕事や地域のことがわかってきたのに異動、もっと現場に出て地域の人とコミュニケーションを取りたいと言った思いはあるのだが、今の自分にはそれをできる技量がない。

理由3:将来ずっとここで働くイメージが湧かない

定年までこの組織で働こうとは思っていない。やりたい事があるので、遅かれ早かれ辞めるつもりではある。

以上は消極的な理由。ここから逃げ出したい理由。次に積極的な理由、自分が思う理想の生き方や暮らしについて書きたい。

①仕事と生活(暮らし)の垣根が出来る限りない生き方をしたい

これをするには例えば農家や自営業などが近いのではないか。仕事と生活を分けて考えず、両者の壁をなくす。ちょっと昔の人々の村での生活はこういうものだったのではと思う。日々の仕事が生活に直結している。生業。こうした生き方は都会よりも地方の方が向いていると感じる。都会では全てはお金を通して交換される。まさに資本主義。地方ではお金を介さない経済が都会よりは残っていると感じる。それは人と人の繋がりの強さにも現れているのかもしれない。個人的にはすべてがお金に置き換えられる都市部よりも地方で、仕事と生活の垣根の低い生活を営みたいと考える事が多くなった。

②季節や自然とともにある暮らしを大事にしたい。地に足のついた生活。

③実感のもてない大きな経済・仕組みではなく、実際にそこにある地域やそこで暮らす人にフォーカスを当てた仕事をしたい

④自分が本当にしたい暮らしのために動きたい

最近は転職を考えて調べたり、やめるなら来春かいつが良いだろうとそんなことをぐるぐる考える。やりたいことというのは地方でのカフェ。ただ、単なるカフェではなく、地域の人が集まる場であり、地域の情報を発信する場でありたいと思う。目指したいのはカフェ✖️本屋✖️ギャラリー✖️イベントスペース✖️何か。多機能な場を目指したい。最近は地方で面白いことをされている方々が多くいる。今までの方向とは全く違う。やめれば確実に給料は下がるし、しばらくはどこかで修行、バイト生活かもしれない。

どうせやめるなら早い方がいい。時間は有限。全く新しいことを始めるなら尚更と思う自分。

将来の結婚や子どものことを考えれば今はお金を貯めた方が良いのでは。精一杯今の環境で力を出し切ってからでも良いのではと思う自分。

最終的に必要なのは理想の生き方をするために全てを投げ出して、チャレンジする覚悟だと最近は思う。何かを手に入れるためには手に持っているものは手放さなくてはいけない。その決心がつくかどうか。

自分にとって大事なものは何なのか。28歳目前にして人生に迷っている。


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