見出し画像

2024年の目標はボレロ

去年の目標はかかとを少しだけあげる。だった。

これは、背伸びを意識してのこと。まっすぐに立つと安定はする。その状態から、かかとをあげると不安定になる。でも、それが背伸び。その瞬間だけは何かに届くように懸命になる。これを日々意識して立てた目標だ。

去年は、背伸びをすれば届く距離にあるものはできるだけ手を伸ばすようにしてきた。結果、質と量の関係で言うところの量が増えた。よって、次は量からの質の転化を意識した目標を立てる。

毎年、正月は気合をいれて読みたかった本に集中して、手帳を2,3年分読み直して今年の目標どころか人生を考えるようにしている。内省をして気づきを経て、対話をして自分を知ってを繰り返すようにしている。

そして、毎回全然足りないまだまだだ。また、全くできていないと感じて絶望しつつも前を向くしかないを新年から感じている。習慣の見直しにもなっているので、この機会に捨てるを意識していろいろと捨ててもみた。

そうして、手帳に溜まった考えを読み直していると、今年は抽象度を意識した「標準化」がテーマとして浮かんだ。そのためには深く考える行動に切り替える必要があると感じている。

言語化でもあり、アウトプットでもある。回数でもって背伸びを繰り返してきたが、その背伸びを積み重ねる必要が出てきた。背伸びは天に向かい垂直を意識した行動。そのために土台を積み重ねる必要が出てきた。

T型とかH型でもなんでもいいんだけど、深く掘り下げる意識の掘り方と同様に、積み上げる際にもある程度の土台がためが必要。その意識の先に標準化となる語彙と、抽象的なものを複雑なまま扱う思考が必要になってきた。

垂直の積み重ね。言葉にするとこうなるが、螺旋階段のような構造を意識したイメージ。よって、ラヴェルのボレロのように単調な音階からどんどん壮大になるように繰り返し繰り返しを地道にする活動を意識していく。

左右にフラフラと移動しない。優先順位の低いものに飛びつかない。その場で足場を固めて、上に向かって下にも掘り下げた天地を意識する。横じゃなくて縦の意識。鍛錬。

今年の目標はボレロでいく。


引用画像:https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/1682622/R0000015/600,596,5272,3600/,400/0/default.jpg

引用:『新版引札見本帖』第1,[ ]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1682622/1/15/ (参照 2024-01)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?