エンジニアのためのマネジメントキャリアパスの読書会に参加した

社内読書会に参加中

社内読書会に参加している。内容は主にエンジニア用の読書会。ただし、エンジニアリングや技術にフォーカスするというよりは、エンジニアのキャリアパスやキャリアラダーがテーマとなる内容だ。

社内なり社外なりに通用するノウハウでもあるので読書の対象となる本や情報があふれる時代となっている。マネージメントというくくりで考えることも立場によってはありえるだろうという視点から参加し学習を重ねている。よい習慣だと思っている。

今回の課題図書は上記のエンジニアのためのマネジメントキャリアパスという本だ。目次より、はじめはチームを見る立場の視点だったところからチーム間。はたまた世間でいう課長や部長がやっていそう経営層までの視点を章立てしてとりいれていく内容だった。

本日最後まで読書会参加者と読み切ることができた。

人と共に歩むということは文化の構築が不可欠

感想としては具体的な話から抽象的な話になることにより、戦略やその上の文化まで考える立場の人はより抽象化した問題を扱うのだろうということ。章の最後に文化の醸成についての重要さを説いてたのが興味深かった。

三人集まっただけで一つのチームになると思う。チームの最小単位は私は家族だと思っていて、父・母・子のような関係性が自然とうまれ、その関係性で一人じゃできないことができるようになる。それをマネージメントするという考え方だ。

もちろん、個々が自律的であれば問題無いがそうもいかないだろう。一つの目標にむかって進むというベクトルがチームx複数になった文だけどこをむいているのかどこに向かっているのかわからなくなる。

それをトップダウンonlyでもなくボトムアップonlyでもなくその両方の必要性を感じることが本書で改めて実感することができたのはよかった。その集大成が文化の醸成に思う。

文化を創ってこそそのチームの方向制が定まり、そのような人達がチームに集まるのだ。採用にも直結し、どんな人といっしょに過ごしたいかにつながる。

これはもはや国造りである。

神の視点が存在するという前提のマネジメント

さらに上層の考え方が存在していて戦略・戦術といった言葉の違いからさらに上の階層があるということにこの時点で気がつくことができるだろう。

国造りといったのは大げさでもなく、神の視点や神話の視点が人間関係の構築に関わってくるからだ。例えば宗教は抽象化として同じ方向性を向くということに非常に理にかなった仕組みである。人間のくせというものを非常によくとらえている。だから、今でも通用する。神が死んだとしても。

西暦を数えると2000年は立つことになるのだが、その前後から大きく人は変わっていない。今でも神の視点を持った文化の構築というものがあるということを前提にチームという最小単位でも気がつく点が多々あるだろう。

本書を読んでいてエンジニアリングという現場視点から上を見上げたときに様々な人の視点があるということに気付かされた。

そして、マネージメントなる言葉の誕生を考えるとまだまだ歴史が浅い。

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