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天板って何?その2

前回は『こたつ』の天板の話をしました。今回は少し専門的な話を入れながら書いてみます。つまらなかったらすみません。テーブルのトップには様々な素材が使われています。天然の無垢材、突板やガラス、石や大理石やタイルなどなど。これらの素材を加工することでテーブルの天板として使用されています。わたしたち『天板屋』が表面仕上げに一番多くは使うのは高圧メラミン化粧板という素材になります。

ほかの素材と何が違うの?

テーブルとは家具で空間のインテリアの要素が必要になります。イスとの調和や空間との調和が求められます。しかしテーブルの上で行うことは多く実用性や耐久性を必要とし、食事をしたり勉強したり、仕事をすることもあります。表面が硬かったり、水や熱に強かったり、文字が書きやすかったり、清掃性など、その中で加工性がいい素材となると高圧メラミン化粧板ということになるのです。

では高圧メラミン化粧板って何?

日本で一番生産販売している『アイカ工業』様のホームページから引用させていただきます。

「高圧メラミン化粧板」は、メラミン樹脂、フェノール樹脂をそれぞれ印刷紙・クラフト紙に含浸させ乾燥させた含浸紙を何枚も重ね合わせて、高温(150℃)、高圧(約100kg/cm2)下で積層形成したプラスチック板です。表面層はメラミン樹脂、中心部はフェノール樹脂になっています。

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日本だけのものではなく世界で使われている素材で海外ではHigh Pressure Laminate(ハイプレッシャーラミネート)略してHPLと呼ばれ家具だけではなくその性能から様々な空間に使われています。

高圧メラミン化粧板のはなしはこれくらいにしてまた次回『天板』について記載させていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。