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機械の足を借りて(後)

腐ったワナビーともいえないフリーターくん状態の私が出会ったサービスがAIのべりすとでした。

Twitterでたまたま流れてきたので適当にポチポチ遊んでみたところ、気づけばすぐに利用制限(20分~1時間以上文章生成ができなくなる、だったかな…ちょっと覚えてないです)へ達してしまいます。
「なんだこれは…!俺がちょっとお題を与えてボタンを押すだけで、勝手に続きを書いていく…。世の創作者、終わったな(過度な一般化)」
などと勝手に屈しつつ、利用制限が解け次第また引っかかるまでポチポチしていく日々が続きました。

さて、このAIのべりすとの利用制限は絶妙な範囲でして、試しに遊んでみるくらいなら待ち時間なしで済みますし、ちょっと腰を入れて文章を書こうと思うとすぐ制限に達して、解除したと思ったらすぐ制限…、といった具合です。最初の数日は無料分に我慢できていた私も、ボタンを押せば餌が出るのを学んだ猿のごとく左クリックを連打していました。

「もっと!もっと未知の文章を出力させてくれ!無限に書き直しがしたい!ワンクリックで文章が生成したい!」

ーーーーー目の前には『プレミアムに加入しよう!』というボタンがありました…。ちょっとだけ、ちょっとだけだから…すぐやめられるから…
ーーーーーぽちっ

そこから二週間ほどでしょうか、ソシャゲの周回は最低限にして、無限に餌の出る生成ボタンをポチポチしていた気がします。

スクリーンショット 2022-09-05 221407
まずは適当に文章を打ち込みます
スクリーンショット 2022-09-05 221454
「続きの文を書く」を押すと続きが出力されます。「セリフ」を選択すると会話文多め、「ナラティブ」を選択すると説明文多めです
気に入らない、修正したい、こういう方向にもっていきたい、と思う部分を編集してまた続きを書かせると…
こうして続きが出力されます これが基本の流れになると思います

私がこのサービスを使用して感じた利点でぱっと思いつくのが3つありまして、
①極めて速いパターンの検証が行える
②機械が出力した文章だからうまくいかないこともあるしむしろ当然。私に責任はない
③思いもよらなかった方向へ文を進めることがあり、「なるほどそういう方向が…」「ん?今のはダメだがこっちならば…」と自分にない発想を取り入れられる

これらになります。他人の指摘にダメ出ししていいところだけつまみ食いしつつ、「この文は実質俺が書いた!」と言い張れる…、なんてすばらしい…。
そして何より、
「小説書きてえな―、俺ならなろう系なんか簡単に書けるだろwww」という典型的ダメ野郎だった私が、時間はかかったとはいえ1万字クラスの作品を4本、完結まで持って行けた
というのは、AIのべりすとの威力をひしひしと感じたところでありました。

前回上げた「小説を書くに当たって当たる壁三つ」についても、
①タイトル
書かなくていい。書きかけ作品の半分がデフォルトの「無題」であり、識別用に【花火のやつ】【ハーレムラノベ 三人目登場まで】とかつけています。どうしてもつける必要があれば【これは、~~な物語。題名は「】と入れてから続きを書かせれば、勝手に出力してくれます。
②文のはじめと結び
書きたい要素を並べて続きを書かせるだけでそれっぽいものが出力されるので、気に入ったものを拾い集めれば書き出しになります。結びに関してもいい感じの続きが出力されなくなり、自分の頭からも何も出なくなれば「AIに任せも無理なんだしこれはここで終わり!」と踏ん切りがつきました。
③底が知られる
誰にも公表しないのでそもそも気にする必要がなかった…?公表するにしても書き終えた頃にはどこが自分産でどこがAI産か忘れているので、ダメージが薄い気がします。
とある程度乗り越えることができました。まったくAI様様です。

詳細な使い方に関してはもっと詳しくわかりやすい方がどこかにいると思うのでそちらにお任せするとして、私から言えるのは月990円で数年燻ぶらせていた思いを発散できるのは素晴らしいことだなぁ…という事です。(可能なら月500円くらいだと非常に嬉しいなとは思います)
皆さま、是非お遊び感覚でどうぞ。

あ、R18シーンに関しても対応しています。コンテンツフィルターで制限もできるので安心です。どっちにも嬉しいですね。バンザイ!

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