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そうそう、この味。

代々うちは、お米を作っている。

曽祖父母の代までは牧場までやっていたらしい。

お米を出荷したりすることはなく

友人や知り合いに買ってもらって

ほぼ対価なしの『おいしい』といってもらうための

やりがいでやってる田舎あるあるの兼業農家。

15年前くらいから父が引き継いでいて、

一家で種まきから稲刈りまでやっている。



今年も新米がとれて、楽しみにしていたところ

ずっと作りたいと思っていたものを思い出した。

一時期わたしがゲキハマりして毎日のように

ばあちゃんに作ってもらったなつかしいお菓子だ。

その名も、『炒り玄米』


お菓子ちゃうやーん、って感じですけど、

これ永遠と食べれるお菓子なんです。

台所でこれを作ってくれてたばあちゃんの後ろ姿がなつかしい、、、

けど、作り方がわからず、本人にも聞けず

家族もわからんな〜とのことだったので

ネットで探してとりあえず簡単な方法でやってみた!


◎用意するもの
玄米・・・・適量
油・・・・・適量
醤油・・・・適量

◎レシピ
①玄米をささっと洗いよく水気をきる
②フライパンに油をひく
③フライパンへ玄米投入
④色が変わるまで炒る
⑤ぱちぱちの音がなくなったら、醤油をまわしいれる
⑥完成


ほらね、簡単!

いろいろなレシピ見ていたら、一晩浸水してたりしてたけど、

ばあちゃんはどうやって作ってたんだろう。

ちょっと歯ごたえはあるけど、ぽりぽり食べれるおせんべいの味。

調子乗って食べすぎるとあごが痛くなる感覚。

はやく食べたくて作りたてにすぐ食べて火傷した思い出。

自分で作って食べてみたら、

なつかしくて、ひとりなのに

『そうそうこの味!』とにんまりしてしまった。


正解はもうわからん。正直味も鮮明には覚えてない。

でも、なつかしくて、そうそうこれ!

って言えるくらいの記憶は残っていたことが嬉しかった。

このなつかしさをくれたばあちゃんに感謝して

たまに作る、とっておきのお菓子にしよう。

次はなにつくろうかな。

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