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オーストラリア ワーホリでの目標の変化

皆さん、お久しぶりです。
現在、3rd visaのため、オーストラリアのミートファクトリーに勤務中のアウルです。
前回の投稿から随分と時間が経ってしまい、かつ、宣言通りの週1投稿ができず、申し訳なく思いますが、平日は労働に多くの時間を投下しているため、これからは余裕がある時に投稿させていただきます。

オーストラリアに来る前はドイツの大学でプログラミングやコンピュータサイエンスについて学ぶため、現地の大学へ正規留学した後、ドイツで職探しをし、ドイツの永住権をするのが目標だったので、以下の2つが主な目標でした。

  1. ざっくり70,000ドルの貯金(ドイツの大学への留学費用と現地での生活費)

  2. ドイツ語をC1レベルまで高める(学費が無料の現地の大学で学ぶにはドイツ語で学ぶ必要があり、ドイツ語C1レベルが入学要件のため)

1については、順調に達成できそうな目処が立っておりましたが、問題は2についてでした。
ミートファクトリーの労働が実働9時間で休憩時間や出退勤にかかる時間を合算すると、平日は毎日、約11時間拘束される中で実生活で話されている英語ではなく、前提知識がないドイツ語の勉強をするのはすごくハードでした。
普段、朝?の3時半から4時の間に起床しているのですが、平日にドイツ語を勉強する時間が起床後の1時間〜1時間半 もしくは 9時間労働後のクタクタの状態の1時間〜1時間半の2択しかなく、とてつもない自制心と覚悟を必要とするような状況でした。

私は日本にいた時、ドイツ語を勉強したことがなかったため、オーストラリアに来てから、勉強を始めました。
また、私自身、まだドイツへは行ったことがないのですが、日本にいた時、「日本で生活し続けることへの漠然とした将来への不安」と「バブル以降長期間、平均給与が上がっていないこと」、「昭和からあまり変化していない日本の労働文化に対する違和感」などから、大学生の時には「将来は海外に移住したい」という思いを抱いていましたが、具体的にどこの国に行くのかというのは決めかねていました。

そんな中でなぜドイツを選んだかというと、次の3点です。

  1. 現地での授業料が安価であり、仕事を見つけやすいこと

  2. 私が好きなサウナが文化として存在している

  3. 散歩と自然(特に緑豊かな自然と湖)が好きなため、自然が豊かで、かつ天気が良い

上記の3つの条件に合致したのが、ドイツ、フィンランドの2カ国でした。
フィンランドは①の授業料の点と、③の気候面において、冬季は日照時間が非常に短いことなどから、ドイツに軍配が上がりました。

そういった経緯で「ドイツ留学」という目標を掲げて、オーストラリアに昨年の3月に乗り込んできたわけですが、実際、9時間の長時間労働とドイツ語の勉強を繰り返している内に、「自分は本当にドイツへ行きたいのか?」という疑念と「毎日のハードなスケジュールの中でドイツ語の勉強をこなすこと」のハードさと約半年ほど格闘していた矢先、ふとしたタイミングで「オーストラリアとても住みやすい国だな」と思い、ますます自分がドイツに住みたいのか分からなくなってしまい、そこで一旦、ドイツ語を勉強し続ける気力が途切れてしまいました。(この頃は約4ヶ月続いた週6出勤が終わったタイミングでもあり、繁忙期を乗り越えたことへの燃え尽きもあったと思います。)
また、ドイツの大学で専攻予定であったコンピュータサイエンスについても、日本で学習した経験があるのですが、正直、自分自身、ITやプログラミングに特段、興味がなく、海外移住をする上で手堅いスキルの一つであるという理由から無駄に執着していたことに気づき、好きでもない学問を英語ではなく、ドイツ語で専攻し、現地の大学を卒業し、就職先を見つけることはとてつもなく困難であり、自由を制限してPCとコードに向き合い続けるのは自分の価値観的に幸福ではないと感じました。

この間、オーストラリアにて、ドイツ語を日本語の教材で学習していたのですが、日々の環境はあまり英語環境とはいえない状況と、自分が極度に内向的な性格であることなどから、日々、英語を使う機会は限られており、英語力が衰えていくのを感じたと同時に以下のことを思いました。

「英語ですら維持しようという気持ちがなければ容易に忘れてしまうのに、ドイツ語と英語を両方とも今後、維持していくことは並大抵のことではない」

少なくとも、オーストラリアにいる3年の内、ドイツ語を使う機会はドイツ人やオーストリア人とでも出会わない限り、皆無であるだけでなく、これまでのオースラリア生活の経験からヨーロッパ、及びドイツ語圏から来る人は皆、英語が流暢な印象を受けるので、英語を高いレベルで極めた方が、海外に来ているドイツ語圏の人々ともそれなりに深く交流できるだけでなく、世界中の遥かに多くの人々と深いレベルで交流できるので、英語を高いレベルで極めた方が投資対効果が高いのではないかと感じるようになりました。

ドイツ語は一部、英語と似てるところもありましたが、総じて、文法がかなり複雑で、名詞には男性、女性、中性名詞の3種類があり、名詞の性によって格変化が変わったり、格変化の種類も多く、易しい言語ではなく、「今後、付き合い続けていくのはタフだな。」と感じながら、学習しておりました。

ワーホリ中の限られた余暇の時間を情熱が伴っていないドイツ語の学習に充て続けるより、自分の価値観をより豊かにする趣味や人との交流、その時にしかできない経験に時間を使った方が人生豊かではないかという確信が生まれ始めたため、
「人間的に魅力的な状態で英語を高いレベルで身につけることの方が人間的にあまり魅力的でない状態で中途半端なレベルでトリリンガルになることより圧倒的に良い」という結論に落ち着きました。

そう感じ始めてから、ドイツ語学習を断念し、代わりに英語をさらに極めるという方向性に舵をきりました。
この経験からやっぱり良くも悪くも、思い通りに行かないのが人生だなと思います。

こういった経緯で、オーストラリアに来た時に掲げていた目標がなくなってしまったわけですが、海外移住という目標は引き続き、自分の中には存在し、自然豊かなニュージーランドという国に強く惹かれているため、今後はニュージーランドへ移住することを目標に人生計画を立てていくような運びとなりそうです。

最近、ファクトリー生活にもすっかり慣れてしまい、目標を失ったことでダレてしまっていたので、ここで自戒の念も込めて目標を新しく設定したいと思います。

  1. 貯金 100,000ドル

  2. 英語の多読をしまくって、IELTS OA 7.0 (現在TOEIC 915)

  3. X(旧Twitter)を受動的に利用するのを辞め、自分の人生に完全集中する

  4. アウトプット活動の習慣化(まずはnote、ゆくゆくはブログ)

  5. サーフィンをある程度のレベルまで上達させる

  6. 週、最低1冊の読書とその要約を最低、月に1回noteにアップする

自分の気持ちを上手くまとめきれていない気もしますが、「今の状況を好転させるには自分の行動を変えるしかない」という思いから、こうしてキーボードを叩いております。

どれくらいの頻度で投稿できるかは分かりませんが、なるべく皆様のためになる情報を発信できればと思いますので、温かい目で見守っていただければと思います。

今後はミートファクトリーについてや、内向型流の英語学習、なぜニュージーランドに移住したいのか、などをテーマに発信を行なっていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。

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