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プロから学ぶ「はじめてのサービスデザイン」開催報告

文責:岡田明穂

2020年8月18日、(株)コンセント サービスデザイナー赤羽太郎さん講師にて、『プロから学ぶ「はじめてのサービスデザイン」』がONLINE(Zoom)にて開催されました。

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実は私(岡田)は以前からの隠れファン、昨年のFORTHイノベーション・メソッド公認ファシリテーター養成講座をご縁に、今年3月には赤羽さんがご登壇されるワークショップも受講しました。

BMIA応用講座でもカスタマージャーニーマップが登場しますが、私はかねてよりビジネスモデル・デザインとサービスデザインとの、もっと深くの連携・共創(表現が適切か否かは別として)は必要と感じてもいましたので、この領域におけるトップランナーである赤羽さんにお願いし、開催に至りました。

今回は “はじめての” ということもあり、How toというよりはサービスデザインの基本的かつ大切な視点の理解にフォーカス、加えて、ビジネスモデル・デザインの観点からのサービスデザインについても、とてもわかりやすくお話いただきました。

2時間があっという間に思えるほどの多くの学びがありましたが、誌面の都合上あえて特にというもの三点に絞るなら、下記のようなところでしょうか。

●サービスデザインとは、優れた一連の顧客体験をつくり、それを継続的に届ける仕組みをつくること

●“モノ”だけ、“コト”だけではない、それらを統合した“サービス”としての一貫性が重要(経産省「サービスデザインをはじめるために」より)

●お客さんから見えるのはCHとCRだけ(BMCのFront stage)、提供価値とか組織のあり方・コスト構造とか(Back stage)は、語らずとも体験から感じられるものに。

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デザインしたビジネスモデルを現実化させるには、よりよいビジネス・プロセスへと落とし込むことが欠かせません。この時、GoodsではなくHumanを中心としたサービスデザインは、私たちにとって益々重要なものとなってくるでしょう。

とてもよき学びの時間となりました。赤羽さん、ありがとうございました。

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【オンラインセミナー】プロから学ぶ「はじめてのサービスデザイン」

講師:赤羽太郎

株式会社コンセント シニアサービスアドバイザー

国際基督教大学教養学部人文科学科卒。顧客視点での新規サービス事業開発や体験デザイン、またそれを生み出す組織やプロセスを作るコンサルティングに従事。Service Design Div.の大規模プロジェクトにおいて多数リードを務めている。UX/SD 関連セミナー登壇や国内外でのService Design Networkの活動のほか、UX Tokyo の Rosenfeld Media の UX 関連書籍の翻訳チームにも参加。飛び込み営業が社会人としての原体験であるため、泥臭いプロセスもわりと得意である。 Service Design Network Global Chapter Team。HCD-Net 認定人間中心設計専門家。

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This is Service Design Doing サービスデザインの実践』ビー・エヌ・エヌ新社 (2020/2/18)

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