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運ゲーって言い続けてるとゲームの価値が消えちゃうぞ。のお話

【※先に書いておくと、この文章はあくまでも問題の提訴やズームはするクセに解決案を出さないという一方的なものです。】

前回の記事の主張はこう
「プラスの結果」と「マイナスの過程」はどちらも競争の要素を持つ。
「競争の勝者」は「社会全体が生み出した価値における余剰分」をを取り合うことでビジネスへの対価を支払っていると考えている。
日本社会が生み出せる余剰分は減少傾向にある。
↑余剰、増やしたくない?

おさらい終わり。

②前回の記事のおさらいをしたんだから続きでも書くんだろうと思った諸君、残念、全然関係ないことを書きます。

自分は麻雀や格闘ゲーム(以下:格ゲー)のプレイヤーである。
どちらのゲームも運と実力のバランスがクセになる良いゲームで、競技人口が増えると良いなーと思い、
今日は「ゲームの価値を下げる発言から学ぶ、そのゲームの価値の維持」について書いていく。

③さて、麻雀や格ゲーをやっていると以下のような発言を耳にしたことは無いだろうか。(以下の文章で上記の発言、と記載する場合はこれを指す)

・自分は運が悪くてお前は運が良い
・あいつは上手くないけど強いタイプ
・俺は強いキャラに逃げないから
・強キャラ使ってる奴は勝って当然
・女流は配牌やツモが良くてずるい
・この時はふざけてたから負けた
・あいつは下手なのに運で勝ってる
etc…

④上記の発言は麻雀や格ゲーなど一定の運が絡むゲームで負けたプレイヤーや、自分の望まぬプレイヤーが勝っている時の評価などで聞いたことは無いだろうか。

もちろん友人や仲間内でのセットや対戦でジョークのように飛び交うものについてはコミュニケーションの類なので除くが、
上記の発言は基本的に「自分/勝つことを望んでいるプレイヤー」が弱い、という評価を受けないために「運」に責任を押しつける発言集である。

⑤実際麻雀や格ゲーの試合結果というものには運が絡むものだと思う。
その割合が実力:運で5:5なのか、2:8なのか、はたまた1:9や9:1なのか正確な比率は自分にもよくわからないのが正直なところである。

⑥そんなゲームで「強いと思っている自分」や「自分が強いと思っているプレイヤー」が短期の成績でボコボコにされていると
「なんで俺はこんなに上手いのに…」とか「あいつばっかりツモ運良かったり、表裏の読み合いに勝ててずるい…」みたいな
「運」に勝負の責任を持ってもらう気持ちや発言が出てくることも、まぁ多少はわかるというものだ(長期の成績ならそりゃ運ってより実力じゃない…?って思うけど)。

⑦しかし、自分がゲームに負けた時に「負けを認めて自分の価値を渡さない/相手を褒めて相手の価値を上げない」というのは
「自分のやっているゲームの価値を下げる」行いだとここでは警鐘を鳴らしたい。

⑧そのゲームで最上位層のプレイヤー、仮にA氏がゲームで負けて上記の発言をするとしよう。
すると、A氏の元には「運負けなら仕方ないよねー」とか「あっちは強キャラ使っただけだしA氏は弱くないよ!」とかそんな評価が届き、短期的には自身のプライドを守る効果を発揮するのかもしれない。
だが、これが中長期で続くと「A氏という最上位プレイヤーも運や強キャラを使われるだけで負ける = じゃあこのゲームは練習の意味が無いじゃん」となり、ゲームとしての価値が下がっていく。

⑨要するにゲームで中長期的に負け続けるA氏の価値は低くなり、なのにそのA氏を倒す人(仮にB氏、C氏としよう)も運や強キャラで勝ってるだけなら
別にそんな価値ある試合じゃないってことじゃん、となりそのゲームの試合や対局自体の価値が下がっていってしまう。という趣旨の主張である。

⑩だから「強いと思っている自分」や「自分が強いと思っているプレイヤー」が負けた時はその価値を相手に渡す必要がある。
A氏が最上位層であればあるほど「そのA氏を破ったB氏、C氏が強いプレイヤーだ」と知られた方が「そのゲームの価値を維持する」という面で得である、ということだ。

⑪とまぁここまでは書いたものの、自分自身も格ゲーやってて友人からアブニマーチ(※めっちゃ強い技)強すぎやろマジでって言われれば「まぁせやな笑笑」って思うし
麻雀で捲りあいに負けて熱くなってるときは「ツいてねーーー!」って言うんで気持ちはわかるんだけど、
あまり「自分や自分が勝つことを望んでいるプレイヤー」を守るために行き過ぎた発言が出ると、
せっかく一緒にやっている対戦相手やコミュニティ、ひいてはそのゲーム自体の価値を下げてしまうのだぞ、というそんなお話。

⑫最近はセットで負け続け、じゃんたまのポイントはここ1か月で1000くらい溶け、タイトル戦予選は熱くなって馬鹿みたいな放銃し、悲しみに暮れているけど…
まぁ自分の場合は腕ということで練習あるのみよ。勝って褒められたいしね。

2023/10/30

【※上記の発言は個人的なものであり、所属する会社(ベストマージ株式会社)の見解では…あります、何故なら僕が代表だからです。】

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