やっぱり、生きていける気がしなくなってしまったあなたへ

こんばんは。ブルーウェットふみ乃(@BLVEWHET)です。こういう記事はこの時期、タケノコのようにポコポコ現れると思うので、わたしが特に言う事はないようにも思うんですが、一応言いたいことはあるので書きます。というかこの記事で言っていることは、昔、わたしが、誰かに言ってほしかったことです。それを誰も言ってくれなかったから、いまわたしはここで言います。

さて。やっぱり無理でしたか。この間までとは全然違いましたか。もしかしたらちょっといけるのかもな、と思ってたけど、やっぱり駄目でしたか。それはお気の毒なことです。

あなたはがんばってきましたよ。わたしはあなたの顔もよく知らないけど、わかるんです。本当です。だってあなたは、無理であっても、なんとかならないかとずっと考えてきたでしょう。だからこの記事見てるんですよね。

とてもとてもしんどかったですね。

それが当然のことだと思わないでください。あなたは、そんな気分を、味わわなければいけない人じゃありません。いいですか。味わわなくてはいけないつらい思いなんて、ひとつだってありはしません。しなくてはいけない苦労なんて、ひとつだってありません。ないんです。絶対に、ありません。

何かを手に入れるためですか? そんなの、何も苦労せずに手に入れるほうがよいに決まってるじゃないですか。それが困難なら、できるレベルの苦労をすればいいんです。できるレベルの苦労って何でしょうね。わたしは、中長期的に、それをやり続けて生きていけるかどうかを考えるのがよいと思います。ずっと「やっぱり無理かも」と思い続けてしまうような苦労は、しないほうがよいです。

いいですか。いまわたしは大事なことを言いました。中長期的に、持続可能な生き方をしましょう。「やっぱり無理かも」と思うような戦い方を続けられるのは、持って4年だと思います。ちなみにわたしは2年と7ヶ月程度で自殺未遂と失踪をしました。

勘違いしないでほしいんですけど、何も今すぐ学校や仕事辞めろって言ってるわけじゃないんですよ。すぐ極端に走ってしまうのは、あなたの悪い癖です。もちろん今すぐ死にたくなっちゃったんなら、命を守る最優先の行動をとるべきですが、まだそこまでではないようでしたら、環境を変える行動を、少しずつでいいから、してみましょう。

具体的にどうすればよいかですか? そうですね…わたしの体験では、適切な服薬と休養をとることがいちばん早く、安上がりで、効果がありました。できる限り毎日抗うつ薬を飲んで、体が震えて涙が止まらなくなったときは安定剤を飲みました。お金が本当になくなったときは、決して仲が良くなくて裕福でもない親に助けを求めました。何も劇的でなく、つまらない解決策でしょう? でもね、ちょっと嫌だけど頼れるものは、頼ったほうがよいです。ちなみに「ちょっと嫌なこと」に対して、あなたはとても腰が重くなってしまいましたよね。例えば電話をかけるのだけ誰かにしてもらうとか、ちょびっとしたきっかけを作るのがよいと思います。

対処法の各論になると無限に話が発散していくので、多くは語りません。わたしが無理になってしまったときと比べても、世にはたくさんのハウツー本がありますし、それのレビューもたくさんありますから。ただ、詐欺にだけは気を付けて。「ネットで稼いで月商●●億」みたいな話は、弱ってしまったとき、とても魅力的に見えるんですよね。でも、あなたが頼るべきものは、それではありません。あまり魅力的でなく、劇的でない、つまらない、少しずつしか改善が望めないものこそが、あなたに必要なものです

最後にもう一度言います。あなたはよくここまで来ました。よくがんばってきました。でもね、あなたの気持ち、わたしはわかりません。だって別人だもん。あなたが死にたくなった気持ちは、あなたにしかわかりません。

でも、わたしは、あなたにしかわからない、死にたくなるような一瞬一瞬を越えてきてくれたこと、そして、生きることを辞めないでくれたことを、本当に良かったと思います(ちなみにこの言葉は概ね某漫画のパクリです)。それは、わたしの気持ちだから、あなたにはどうでもいい話ですけど、本当にそう思ってるんです。

夢とか愛とかお金とか考える前に、まずは明日に逃げ切ってみませんか。何回だって繰り返して良いですから。

そしてうまくいったら(最悪逃げ切れただけでもよしとして)また顔を合わせて、笑うまでしなくても、頷き合えたらよいですね。

よいですか。とりあえずごはん食べれたら食べて、お風呂入れたら入って、薬飲めたら飲んで、寝ましょう。おやすみなさい。

記事とか歌を気に入ってもらえたら、お気持ちを投げ銭的にサポートしてもらえたらとってもうれしいです…!! マンガ代や機材代やレコード代になります。