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出社したくなくて震える男(26)

昔から居心地が良くなかった。

というのは、どうも「ここは自分がいていい場所なのだろうか」と、ふとした拍子に考えてしまうことがよくあったのだ。

さかのぼれば小学生、中学生時代。
「なんで全員同じ授業を受けにゃならんのか」という疑問が尽きない。

周囲の人間はなんだか面白みを感じさせてくれないし。
あの頃は、本当に人生にとって無駄な時間だったように思う。

そう、「この時間は一体何なんだ」という風に思ってしまうのが元凶なんだろう。

高校生時は授業をサボったりしてその疑問を押し殺し、騙し騙し生きていたように思う。

授業についてだけではない。趣味だとか日々の会話をこなすごとに周囲との違いは浮き彫りになっていく。
YMOを聴いていたり、深夜アニメにどっぷり浸かっている者はあの故郷には少なかった。

そういった趣味を語り合って何がどうなるのかはわからないのだが。

「ここにいていいのか」という疑問は、大学受験のときにはエネルギーになった。
”なんとしてもこの故郷から出ていくぜ”というエネルギーに変換されたので、あながちデメリットばかりでもない。
文句ばかり言っててもしょうがないのはわかっている。

大学やら前の職場(営業)はそこまで、その疑問が首をもたげることはなかったように思う。

単位や売上さえあれば、何も言われることがなかったからなのだろうか。

とはいえ、前職は面倒なことが多かったので若いうちに様々な仕事をしたいと思い退職した。

しかしまあ、今の職場は"ヒューマンスキル"重視でございます。

IT系の、システム開発会社なのだが、技術スキルよりそっちを重視している感さえある。

6月辺りにトラブルがあって月1回の出社時にはいつも説教を食らっている。
(それ以外はテレワーク)

※トラブルについては↓を参照

とにかく社長、副社長が説教しなきゃ死ぬ病気なのか、
私がおかしいのか
その両方か

集中砲火である。

ちょうど昨日も、社長に呼ばれて30分ほど訓示なのか説教なのか演説なのか、を聴いていた。

曰く、「仕事の成果で周囲に認めさせろ」
「ちょっと今は大人しくしろ」
だの10分で済みそうなことを延々言う。

もうこっちは面倒なのでハイハイときいている。

どうせ3年以内に辞めるんだから、事なかれ主義を私は身につけたのだ。

そしたら、同席していた副社長は「反応が鈍くて話を聞いているのかわからない」と文句をつける。
てめえんとこの社長の話が長いわ、こっちの話聴く耳ないから元気失ったんや。

終業後にいきなり30分怒鳴りまくられた経験があればそうなるのは当然じゃあないのだろうか。

さらに社長は「訓示」の感想を求めてくる。
特に何も感じなかったので「何とも思いませんでした」と言うと
「悲しいわ」と言われた。

めんどくせぇ女みたいだな、お前

ちくしょう、客先常駐でもさせてくれ
こいつらの声聞くだけでもサガっちまうよ


なんとかやり過ごして昨日は21:00に寝た。

起きたのは本日14:00!!土曜日を棒に振ってしまった。

私は本物の社会不適合者なのかもしれない。

ことごとく組織に馴染めず、出ていく
ああ、なんと面倒な人生であらうか。

もう長所伸ばしていくしかないよ


以上

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