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年越ししたら、既婚者黒エルフ、ティーンエイジャー✖︎2(魔法使いと実験好き)、成人女騎士の謎パーティーが爆誕していた件

前置き

年末年始は1年の中でも特別である。

おおよそ古典的な、祭礼や習俗などから縁遠い日々を送る現代人の我々がクリスマスやら正月やらと、"行事"に身を任せる。

そんな時期があまりに特別過ぎてほんの20日ほど前の年末年始が、
平日という日常に戻った私たちからはもう遠くに思えてしまう。

振り返るともちろんあの時期には、にじさんじにおいても様々な行事があった。
マリカにじさんじ杯、にじさんじ麻雀杯etc...。

もちろん私も大会や、いくつか公式チャンネルでの配信を楽しみ、それについての考察などを読み楽しんでいた。

お気に入り記事↓

それで私も各種大会でのドラマについて書こうかと思ったが、思ったよりにじさんじはでっかくなっている。
イベントごとがあれば(なくても)、字幕付きでポップな編集、スタイリッシュなタイトルの切り抜きがどんどんあがる。
noteにも上記のような刺激に富んだ文章が投稿されている。

なので今回は、イベントのような派手な題材よりは着々と存在感を増しているとあるパーティーについて書いていく。

これもこれで、見逃せないことにはイベントと変わらないのでお付き合いいただければ幸いである。

Your unnamed party

そのパーティーはトップ画像の通り、向かって左から
葉加瀬冬雪氏、
フレン・E・ルスタリオ氏、
鷹宮リオンさん(彼女には"氏"のイメージには合わない気がしてしまった)
グウェル・オス・ガール氏
(以下敬称略)
で構成されている。

概論

少しにじさんじをご覧になった方なら、「▽▲TRiNITY▲▽」にグウェルが加わったパーティーだとピンとくるのではないだろうか。
(ちなみに彼女たちは過去には「金銀銅ポン」と名乗っていた。詳しく述べると開示請求を食らうらしいので↓を参照いただきたい)

ちなみに、私が頑なに「ユニット」でなく「パーティー」表記を通しているのはメンバーに女騎士(フレン)とエルフ(グウェル)、魔法使い(鷹宮)がいる、その遊び心である。それだけだ。
上記の文面だけ見ればラノベのように思えたのも、理由の一つである。

それはともかく▽▲TRiNITY▲▽の女子三人とおじさん(?)グウェルは、年齢やバックグラウンドの違いに関わらず意外なことに多く絡んでいる。

(↑付け焼き刃講座のサムネ、グウェル史上最も好き)

名前のない(unnamed)同一の組み合わせでこれほど多くコラボ配信をする例は、にじさんじにおいて希少ではないだろうか。

振り返ってみると、彼らの最初のコラボは「ウミガメのスープ」をグウェルが出題し他三人が答えるもので、↓こちらの配信にて、グウェルを出題者として呼ぶことになったのがこのパーティーの幕開けである。

そして「ウミガメのスープ」以降のコラボでもグウェルが場を回し、その一方で他の女子3人が珍回答などで彼を振り回しつつ、ゲームなどの試練に立ち向かう構図が定番となっている。
(麻雀コラボは除く)

彼らの配信は好評なのだろうか、もう4回ほど集まっている。

この状況だけ見ると

さすがはグウェル、司会屋を名乗っているだけあってあの3人をまとめて...
やっぱすげぇやパパは。
すっかり司会者の地位を固めている。


...とだけ思われる方が多いかもしれないが、このパーティーが長寿コラボとなった要因を考察する上では、むしろ▽▲TRiNITY▲▽の3人の功績の方が大きいと私は考える。

確かに「ウミガメのスープ」などにおいてグウェルの絶妙なヒント出しなどの司会は光るものがあるが、彼女たちにも「金銀銅ポン」の名に違わず輝くところはあるのだ。

今回はそれを深掘る。

金のポン、鷹宮

まず最初に取り上げるのは4人の中では最もベテランである鷹宮リオンである。

流石ベテランだけあって、彼女に関しては定期的にヒット切り抜きが上がる。
やはりスター性に溢れている。

彼女のような、反応の良い参加者がいれば企画は盛り上がりやすくなる。

特に、この4人で行われるクイズ系企画では正解、不正解による参加者のリアクションは見どころの一つで、彼女が欠かせないということはお分かりいただけるのではないだろうか。

↓今回取り上げる4人でも、鷹宮についての切り抜きは多い

また、彼女のトークスキルには以前から定評があり、何だかんだ教養が深い(こう見えて実はクラシック音楽や絵画に詳しい)からか、”拾える”ネタが多く、他ライバーのボケを拾う能力は目を見張るものがある。

この4人が集まったとき、司会を担当することが多いのは当然グウェルであるが、名司会で名高い犬山たまき氏より「喋りはあまり上手くない」と言われている。
(※キャスティングや企画力、人間性については称賛を受けている)

↓当該箇所秒数指定済

トーク面で彼の弱点を補完できる存在がいたことが、このコラボが成功している要因の一つではないだろうか。

銀のポン、葉加瀬

先ほど紹介した4人での配信を観ていると、ポン3人の中にツッコミが光るライバーがいることに気づくだろう。

それが葉加瀬冬雪である。

関西人だからか、鷹宮やフレンたまにグウェルの抜けた発言を切れ味鋭くつっこんでいく。

鋭いのはクイズなどにおいても同じようで、回答者の中で最速で正解へと近づいていたように感じられる。


そんな彼女が一体なぜポンと言われているんだ・・・?

どうやらそれは彼女のゲームスキルによるものらしい。

少女漫画などオタク趣味に造詣が深く、ツッコミがうまい彼女にも苦手(ライバーとしてはオイしい)分野はあるようで、これが彼女が「ポン」である所以である。

しかし、この4人でのコラボは複雑な操作を要するゲームは行われない。そのためか彼女の能力がいかんなく発揮され、クイズの迷宮入りが防がれ締まった配信となっている。
特に、「ウミガメのスープ」回でそれは顕著である。

また、企画から脱線しがちな鷹宮やフレンに対しツッコミを入れ、進行を本筋に戻す役割も何度か担ってもいる。
そしてそのツッコミに嫌味さが微塵もないところは流石。

細かく見ると、「もう一人の司会」のような役割を彼女が果たしていることがわかる。
ポンの中でもまともよりというか。

かと言って冷静になり過ぎて浮くことはなく、▽▲TRiNITY▲▽の一人としてクイズなどで熱くなる彼女の姿も必見であろう。

銅のポン、フレン

すでに2000文字ほどこの記事を書いていて言うのはアレだが、彼女の魅力を文章で表すのは難しい。

「後輩力」?「人当たりの良さ」?

どう言えばいいかわからないが、グウェルが炎上しそうな要素を全て取り除いたようなライバーであると書けば、彼の活動を見てきた方には納得頂けるだろうか。

もちろん、それだけが彼女の魅力ではないが。

いずれにせよ少なくとも先輩ライバー(褐色おじさんエルフ)に、自身の成功体験を引き出させ、気分よくさせるようなことは並のライバーにはなかなか出来ることではないだろう。

社会性に乏しいとよく言われるライバーの中では、ますます彼女は貴重に思える。

おそらく最近の公式番組への抜擢なども彼女の人当たりの良さあってのものだろう。

それに加え、クイズ配信には不可欠な珍回答も彼女は出来る(称賛しているつもり)。

これは多分に偏見が含まれている見解かもしれないが、私から見たグウェルというライバーはとても男性的である。
理系仕込みのロジカルシンキング、目標への猪突猛進ぶりや負けず嫌いさ・・・。

彼の配信にフレンのような女性的特長(人当たりの良さなど)を持つライバーがいることは、編集無しのライブ配信において雰囲気などの面で貢献している場面が多いように感じた。

それはグウェルや花畑チャイカ、卯月コウなどの珍妙なライバーを観ていると、「正統派」な彼女の配信をたまに観たくなるほどである。(唐突な自分語り)

金銀銅

この記事のためにいくつかアーカイブを観ていて思ったのが、やはり▽▲TRiNITY▲▽の3人仲がいい。

しかし3人でコラボの定番、ゲームを一緒にやる配信はそこまで多くはなかった。その点に疑問が生じた。

考えられる要因は、彼女たち3人ともゲームスキルは高くないということだ。

にじさんじで流行しているゲームの代名詞、APEXを3人がやっているイメージはあまりないし、「くそざこGaming」なる集団に鷹宮は属し、葉加瀬は前述の通りである。

仲良しだが操作性が要求されるゲームは苦手だが3人で遊びたい▽▲TRiNITY▲▽と、FPSとは異なり操作のいらないタイプの「ゲーム(ナンジャモンジャなど)」を主催したいグウェル、双方の思惑がマッチしたこと。

これも謎パーティーを語る上で欠かせないよう要素だろう。

オレンジの司会者(?)、グウェル

ここまで、まるで司会担当のグウェルがあまり能力がないように書いてしまった。
「喋りは上手くない」とかなんとか。

だが、考えてみれば▽▲TRiNITY▲▽の3人がいればそこまで司会に喋りの上手さはいらないのではないか。

なぜなら、騒がしい彼女たちが勝手に盛り上がってくれるからである。
(PanicQube編では景品が出ることが明らかになる前から、妙にやる気に満ち溢れている3人が見られる、盛り上げ役としては最高だろう)
盛り上げる役目を3人に任せれば、タイムキープなどにグウェルは専念できるということである。

また、盛り上げるだけでなく彼女達はグウェルを振り回しもする。

グウェルのファンからの意見にはなるが、これによるメリットとして、彼が振り回される役にいれば立ち回りの自由度が減り、彼の悪い癖が出て「暴走」、そして炎上という悪いパターンを避けられることが挙げられる。

それを裏付けるかのように、彼は自由度の低いGM(ゲームマスター)では高い評価を得ている(彼の主催した人狼企画を参照されたい)。

彼自身にもう少しフォーカスすると、最近の司会力の向上っぷりには目を見張るものがある。

↑最近行われたこちらの配信の終盤の方で、
景品がかかった最終問題でグダッたところがあった。
その問題をグウェルの判断でやり直すことにし、問題が用意されるまでの間をアドリブでもたせる有能ぶりを我々に見せつけたのである。

彼も色々あったが、もう活動1周年をすでに迎えている。
司会の数をこなし対処できる幅が広がったのだろう。ファンの1人としてはそう信じたい。

そして、積んだその経験にはこの謎パーティーも含まれているはずである。



面白くなっちまったなあ(グウェル厄介古参同担拒否過激派オタクムーブ)

まあ私は炎上していた頃からファンでしたのでね、これからも追わせてもらいますよ。

少し視点を変えると、彼の活動歴が長くなるにつれこのパーティー以外にも相性の良いメンバーが見つかったのか、最近は伊東ライフ氏や歌衣メイカ氏らとコラボを重ねている。

私としてはコラボに彼らのようなツッコミ役がいれば、グウェルが見せるぶっ飛んだ言動も映えると思うのでこのメンバーとのコラボは要注目である。

このように「同じ企画でも、メンバーによって違いが出る」とはグウェル自身がかつて発した言葉であるが、この年末年始は様々な企画で彼自身がその言葉を体現した期間だった。

彼が次々と企画を実行する中、副産物として相性の良いメンバーが見つかっていった。

登録者数の割に注目度の高いグウェル・オス・ガール。

彼の輝ける舞台は、次はどこなのだろうか。
そしてその輝きはどんな色なのか。
活動2年目を迎え、人脈も手にした彼から目が離せない。


以上

参考資料

謎パーティーメンバーのチャンネル


納豆王国メンバー(夜王国ではない)


何かに使いますよ ナニかに